『園芸仲間はどうやってつくるの?』そんなあなたにGreenSnapはいかがでしょうか?

今年の8月に発売された「趣味の園芸9月号」の「シリーズそこが知りたい!」で面白い特集が組まれていました。題号は『園芸仲間はどうやってつくるの?』

趣味の園芸「シリーズそこが知りたい!」に沿って園芸仲間の作り方を解説してみる

コレ、園芸を趣味とする人たちにとっては重要なテーマだし、園芸初心者にとっては極めて気になるところだと思います。というのも、僕も観葉植物をはじめた高校生の頃は、誰も仲間なんていませんでした。むしろ、馬鹿にされるんじゃないかくらいに思っていました。

ところが、多肉植物が流行るにつれ、周囲にも気軽に植物のことを話せる人が増えてきました。むしろ今では、多肉植物の育て方などを相談されたり…。高校生の頃には思ってもみなかったことです。

話は戻って、趣味の園芸ではいくつかの項目に分けて「仲間の作り方」をレクチャーしています。

その項目に沿って、僕なりの意見を挟みながら記します。

地元コミュニティが楽しい時間をつくる

自宅の庭で熱心にガーデニング作業をしていると、同好の方から声を掛けられる…というのは良くあるハナシです。同好の方でなくとも、これ見よがしに植物を飾っていると「コレ、何ですか?」と訊ねられることも(笑)。そこから植物の「布教活動」を進めていくのも悪くはありません(笑)。

photo credit: Gardening With Grammy via photopin (license)
photo credit: Gardening With Grammy via photopin (license)

趣味の園芸テキストでも、そんなふうにして近所の仲間と園芸トークに(文字通り)花を咲かせている…。そんな体験談が掲載されていました。

家族でも、近所の人でも良い。自分の周囲から「植物愛好感を伝染」させていくのは顔が見えるし、安心して出来ることでもあります。

園芸店は集う場所として進化

次に紹介されているのは園芸店に行けば、仲間をつくれるのではないか…という提案です。そもそも園芸店は、基本的に植物に関心がある人が多数来る場所。何か「きっかけ」があれば、濃い人脈をつくれるかもしれません…。そんなきっかけを与えてくれるのが、園芸店独自のワークショップなどのイベントです。

大なり小なり比較的どんなお店でも、ワークショップの開催が増えてきています。また、生花店ではフラワーアレンジメントなどのお稽古も運営されていたり、園芸仲間をつくるには絶好のチャンスとなり得るはず。

テキストでも平田ナーセリーの平田恭章さんは、

「カフェを併設している店舗もあり、楽しそうにおしゃべりしている姿を見ると、園芸店はもっと『集う場』としての機能を強くするべきだと感じます。園芸の話をしたいという気持ちはみなさんお持ちですから。あ、将棋クラブのある店舗もあるんですよ(笑)」

引用元:NHKテキスト 趣味の園芸 2016年 09 月号 [雑誌]

まさにその通りだと思います。園芸店や生花店のみならず、各地域で奮闘を続けている植物園にも同じことが言えそうです…。

誰かのためになる喜びも得られる

次に出てきたのは「ボランティア活動」。水戸市植物公園ではボランティア活動を通して「持続する関係」を構築できると説いています。

photo credit: Pruning workshop via photopin (license)
photo credit: Pruning workshop via photopin (license)

マニアックな植物好きもいれば、誰かの役に立てるよう熱心に活動をする人もいる…。自分に合った取り組み方をチョイスしていけば、同じように活動する人たちにきっと会える…と、テキスト解説。

僕も宮脇昭さんに触発されて木を植えようとおもってみたり、

海浜植物の保護をしてみたいと思うのですが、なかなか参加できていません…。

言い訳がましいのですが、我が家は新聞を購読していないので、地元の情報を得るのが困難になっています。ボランティアの募集は、ネットで得るのが難しく、公的な施設に足を運んだり、回覧板や地方紙のメディアに目を通さないと手に入りづらいのです…。

来年こそは是非とも参加したい!!

愛好会という選択

僕自身、植物に関する愛好会にはひとつも属していません。強いて言うなら、ひとりアドロミスクス愛好会ってのをやっています(笑)。

以前に植物の愛好会が主催するイベントに誘われ参加したことがありましたが、かなり楽しかったのを覚えています。

やはり同好の植物は話題が尽きないし、どうしても白熱します(笑)。イベントがあればアマチュアからプロまで来るので、情報が濃ゆい濃ゆい!それにゾクゾクするほど触発されまくる…!知識を得られるだけではなく、BBQなどのイベントや温室見学会など、充実のイベントを開催する団体もあり、仲間をつくるのには非常に有用です。

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それを考えれば、数1000円の年会費なんて、惜しくありません。

関わり方が選べるSNS

ここからが本題[*01]。趣味の園芸テキストでは「みんなの趣味の園芸」というSNSを紹介していますが、このブログで紹介したいのは「GreenSnap」というアプリ(ウェブサービス)です

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投稿方法は植物の写真を1枚アップロードし、ひとことコメントをつける。あとは簡単な入力をするだけで素早く投稿ができます。だから「ヨッシャ!!投稿するぞ~!」と気負う必要もなく、気軽にバシバシとエントリーが完了します。

画像をアップしてコメントを入力したところ
画像をアップしてコメントを入力したところ

そしてGreenSnapの最大の魅力は、ユーザー同士のユルい繋がりにあります。一度、植物の写真を投稿すれば、意外なほど貰える「いいね!」の数(笑)。

あっという間に「いいね!」が付きました!!
あっという間に「いいね!」が付きました!!

さらにはビックリするくらいコメントの交流が盛んです。GreenSnapを運営されるスタッフさんから「GreenSnapのユーザーさんはホント優しい人が多い」と伺ったことがあります。他のアプリやサービスではネットにありがちな批判コメントがほぼないのだそうです。

そもそも、植物が好きという人に罵詈雑言を振りまく人はいません。植物をメインとしたアプリ(サービス)だからこそのコミュニティなのでしょう。実際にGreenSnapのユーザーさんの何人かにお会いしたことがありますが、老若男女を問わず全員良い人でした(笑)。

そのうえで重要なのが、GreenSnapのユーザーさんはみんな楽しそうなのです。自分なりの植物との接し方を披露したり、ほんの小さな出来事から植物を考えてみたり、僕も大いに触発を受けています。そう言うお前は投稿数が少ないのに!!という意見が聞こえてきそうですが…(汗)。

スマホからでも簡単に植物写真をアップし、あらゆるユーザーさんと盛り上がれる…!ネットで園芸仲間をつくるには絶好のサービスです。オススメします。

自分の納得できる形で仲間を少しずつ

テキストには続いて、自分なりに少しずつ時間をかけて、自分に合う仲間を探していくべきとあります。僕もそうでした。最初は園芸のことについて話せず寂しくても、いつか自然と仲間が増えていきます

僕の場合、あらゆる人に「趣味は植物です」と言いふらした頃から自分も周囲の人たちも劇的に変わっていきした。自分から積極的に行動したり、アプローチするのも大切なことなのかもしれません。

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けれど、人付き合いに疲れて園芸が面白くなくなっては本末転倒です。テキストにもあるように、自分のペースでイベントに出かける。自分のペースで「GreenSnap」などのSNSを活用する。そして園芸仲間を増やしていく…。

スポーツと違って、年を重ねても存分に楽しめる園芸というカルチャーは、「自分のペース」で楽しむ融通が利くからこそ面白い。そこに仲間が加わればもっと面白くなるのです。僕にはそんな気がします。

  1. やっと!? []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。