面白い結果が出ました。1年前に投稿した「夏の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」2014で購入したもの。プチ卑猥な名前に納得のサボテン! | ボタニカログ」という記事。この記事で紹介した「珍宝閣」という植物が当ブログの検索キーワードの7位なのです!
いまヤフーで「珍宝閣」と検索すると、その記事がなんと1位で表示されます。しかし、「珍宝閣」についてはあの記事では不完全。いい機会なので、ここらへんでマトメます!
珍宝閣との出会いとその生態
珍宝閣とはこうして出会った!
そもそも「珍宝閣」と出会ったのは、2014年の夏に行われた「サボテン・多肉植物ビッグバザール」。
で、その会場の片隅で変な植物を見つける。ツルンツルンな肌でいて、しかも棒状。名札には「ナルホド柱」とある。
意味不明なので、近くにいた販売員の方に訊ねてみる。
あの~、このナルホド柱って、どう育てるんですか?
あ~、チ○ポウカクね!
えっ、なんスカ?
チ○ポウカクだよ!サボテンだよ!
でっ、でも、トゲがないじゃないですか…!?
根元からちょっと生えるんだよ!
///
どうしても「アレ」を彷彿とさせてしまう。「珍宝閣」という言葉を知ってはじめて「なるほど!」って合点がいくのも素敵やん[*01]。
僕は、その形状と、持つ意味の面白さに惹かれ、迷わず購入しました。
声に出して読みづらいサボテンは、知る人ぞ知るエロティックプランツ
帰宅後、ネットを調べてみると、出るわ出るわ。珍宝閣は「あっち方面」において、非常に名高い植物だったのです。
- ちょwwwwすごい名前のサボテン見つけたwwwwwwwww:キニ速
- Twitter / n_kawahara: 極上の珍宝閣が入荷してきました。これは色々とヤバイ。決してひ …
- はいアウト その名も「珍宝閣(ちんぽうかく)」 サボテンのレベル超えてた… on Twitpic
さらに調べる。
- 学名は「Trichocereus macrogonus f. monst」
- アンデス原産
- このTrichocereus(トリコケレウス)属には「危険」な種類もある
極めつけはコレ。多肉・サボテンの入門書に紹介されていた1記事。何気無く書かれていた珍宝閣の記述に、僕は目を疑ったのです!
英名では
引用元:NHK「趣味の園芸ビギナーズ」 はじめて育てる! 多肉植物 サボテン (生活実用シリーズ)
Penis cactus
と呼ばれるそうで、エロティックプランツの雄だろう。
パンツかフンドシでも渡したくなるほど、あまりにもドストレートな英名。
なんて理不尽な!神様のイタズラ
それだけでなく、さらに驚くのが、次の一文。
まれにしか刺座がないので、子吹きや花が期待できず繁殖が難しい。
形状からして形状なのに、繁殖は厳しいのだとか。嗚呼、神様はなんて酷いことをするのでしょう。
卑猥なカタチで生まれたがゆえに、人さまからは、とんでもない名前を付けられる。本人は情欲に捉われることなく、ただただ生きることに精一杯なのに…。無念。
一方、この珍宝閣の刺(トゲ)のある種類を「大稜柱」といいます。
こちらはしっかりと刺でガードされており、いかにもサボテン。健気に肌身を晒しているほうでなく、かたい刺で身を守るヤツが健常であるとは、なんと皮肉なことやら。
だから愛着がわくし、純粋にカワイイ
ちなみに僕の珍宝閣(どっちの珍宝閣かと問われそうですが植物のほう)はまだ、根元から生えてくる「第二次セイチョウ」は起こっていません。まだまだ自慢できるほどのものではございません。
けれど、サボテンらしからぬこのスベ肌を、ときに撫でながら、ときに揉みながら[*02]、僕なりに愛を伝えています。
形はチン奇ですが、可愛さは抜群。酒の席でのネタにも丁度いい!大型園芸店でも売られていることがあるので、見掛けたら是非、育ててみてはいかがですか?
その後の珍宝閣
2016年春、割れました。
鉢がパンパンに膨れ上がり、とても窮屈そう。仕方がないので根を切り、植え替え。すると数日後…。続きは以下より。