有効な治療法なし!『植中毒』の恐ろしさとその症状とは!?

現在、恐ろしい病が拡大しているといいます。植物を集め、育て、そこから抜けられなくなる『植中毒』という病が…。

最近では、植中毒によるパンデミックを起こそうとする動きもあり、その動向には注意が必要です。

ご注意

冗談半分で書いています。もちろん、そんな病気はありません。決して鵜呑みにしないでください。
あと、ご意見により加筆修正していきます

植中毒の症状

植物を目にした時、あるいは想像した時に起こる動悸、息切れ、発汗、目眩。

最悪の場合、情熱という発熱がおさまらなくなり、過度な興奮・不眠などの禁断症状が起こる。

また、一度発症すると、ほとんどの場合、病原体である植物が身辺に増殖する。次第に植物の置き場所が不足し、困り果てる。

有効な治療法はない

これほどまでに恐ろしい病ではあるが、現在、有効な治療法はない。年間に数例、症状が治まったという報告があるが、極めて再発の可能性が高いため、完治の判断は難しい。

有効な治療法がないため、身の回りから植物を取り除く、なるべく植物関連の情報に関わらないなど、対症療法のみが施される。

植中毒の原因

人を介して起こるもの、メディアを通して起こるもの、突発的に起こるものなどが挙げられる。

潜伏期間は人によってまちまちだが、植中毒が発症する原因は、どれもが植物の魅力に冒されたことによる

多くの場合はたったひとつの植物がきっかけとなり、発症する。植中毒患者本人も何が原因で発症したのか、自覚している場合が多い。

植中毒の種類

植中毒A型

植中毒の割合で最も患者数の多いケーステレビやラジオ・雑誌などを通じて感染する。近年、インターネットの発達により爆発的に感染者を増やす要因ともなっている。間接的に人を介して感染する。某アイドルが「多肉植物を育ててます」と発言しただけで、植中毒の症状を呈する人が爆発的に増加することもある。

毎年、春頃になるとその発症者数は増加する。多くのメディアで植物に関する話題を発信するからである。季節性の感染症でもあるといわれるが、それ以外の季節に感染する場合も少なくない。

植中毒B型

発症原因となる植物を譲り受ける、あるいは立ち寄ったお店の店員などから感染させられるなど、ヒトを介して感染する。母の日やバレンタイン、はたまた父の日、敬老の日など、1年を通してあらゆるイベントがあり、その度に植物を贈ることも増えてきたのも要因である。

また多肉植物などは容易に個人が増やせるほか、そのフォルムが女性の心を惹きつけ、植中毒を媒介しやすい。「ちょっと増えちゃったからあげるね~♪」「なにこれ、可愛い~♡」という闇取引が後を絶たない。 カジュアル感覚で取引されることも大きな問題だ。 近年では男性も容易に植中毒を発症するようになった。

季節を問わず、感染・発症しやすいのも特徴。ネズミ算式に感染者も増加している。

合併症による植中毒

熱帯魚などのアクアリウムから、または爬虫類を育成するテラリウムからの感染も多数報告されている。多くの場合、潜伏期間を得て徐々に発症する。

近年は「アクアテラリウム」と呼ばれるハイブリッドな感染源も出現し、発症率も高い傾向にある。今後の動向に注目されたい。

急性植中毒

ある日、突然に植物を欲しくなるケース。お店などで偶然に見掛けた植物をなんらかの感情により購入する、または旅先などで特徴的な植物を目にするなど、発作的に植中毒を起こす。失恋後になぜかサボテンを購入し、発症した例も報告されている。

最近の研究によると、突発型であっても、無意識のうちに何らかの要因があった可能性が指摘されている。

植中毒の予防

基本的に、感染を防ぐことはできない。しかし、感染しても発症せずに人生を終える人も数多く存在する。その理由は、感染源となる植物が枯れてしまうことによると指摘されている。

植中毒患者の社会的立場

服を干すためのベランダが本来の機能を果たさなったり、窓辺に鉢が乱立し、ちょっとしたことで落ちるので窓が開けられないなど、生活に支障をきたす場合がある。

上記の理由により家族から白い目で見られたりと、多くの弊害が起こるともある

社会的には趣味として認知されているが、植物の水遣りが心配で予定を変更するなどの症状が現れた場合には、植中毒の疑いがあるとされる。また患者がSNS上で押してしまう「いいね!」の種類によって、植中毒の判定ができるともいわれている。

現在、国からの対策もなし。治療法もなし。

患者のなかには、植中毒に発症したことを口外して憚らない人もいるほか、他人へも感染させようとする団体もある。さらには、パンデミックを起し、植物業界を(ウレシイ)混乱に陥れようと企む者も少なくない。

しかし、国はこの状況を把握しながら、むしろ後押しをする場合があり、末期症状の患者が増えるばかりである。早急な対応が望まれ…なくてもいいかな(笑)。

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。