クリスマスローズの世界展へ行ったけど、会場を通過してきたハナシ。

結論から書こう。
今年の「クリスマスローズ世界展」では大きなミスを犯してしまったのです!!!!!
そのために、会場内の写真もあまりありません…。

第16回クリスマスローズの世界展へ行く

『クリスマスローズの世界展』とは?

毎年、池袋サンシャインシティで開催される「クリスマスローズの世界展」。
クリスマスローズとは何たるかを紹介する展示ブースもあり、初心者からベテランまで誰もがクリロー(クリスマスローズの略)について楽しめるイベントです。

今年は群馬からはるばる参戦。
いままでは混雑を避け、午後からの参加がメインでしたが、今年は午前中からのアタックしたのです。
予想通り、大混雑です。

基本的なイベントの構成要件は毎年変わっていません。
おおまかに挙げると

  • クリスマスローズとは何なのかをパネルと実物の植物で説明
  • 各企業の新作や主力商品を展示
  • クリスマスローズの品評
  • クリスマスローズの販売
  • その他、関連商品の販売
  • 有名生産者さん・栽培家さんの講演
  • 休憩ブース

となります。

ミドコロは「物販ブース」

年によってその順序は違いますが、特に賑わうのが、やっぱり物販ブースでしょう。
ただでさえ街の生花店や園芸店ではごく少量しか出回らないクリスマスローズです。
会場内では、信じられないくらいクリローのバリエーションが豊富で、しかも値段もお手ごろ

配送業者も(なぜか)スタンバイしていることもあって、クリスマスローズを思う存分買うには文句なしの環境です。

それだけではありません。
販売ブースでは国内でも名の知れた生産者さんが軒を連ね、ファンには堪らないラインアップとなっているのです…。

その結果、休日の午前中ともなれば、若者が歩くショッピングモールのなかを大挙して通行する、おじさんやおばさんたち。
サンシャインシティの某エリアでその層が解離するさまはまさに圧巻です(笑)。
まだまだ僕は若者の部類に入ると自負していますが、パワーの面では先述の方々に劣ります。
元気すぎでしょ(^-^;。

置き去りのクリスマスローズ

昨年のこと。
僕はこのクリスマスローズの世界展で、花の美しい(だろう)苗を1鉢購入。

しかし、群馬県へ引っ越す際、実家へ置いてきぼりにしてしまう…
慌てて帰省したときには、本来の姿が何であったか分からないくらいに枯れ果て、家人の植物興味のなさはこれほどまでか!と落胆したのは言うまでもありません。

その経験もあり、今回は冷涼な群馬の地で、しっかりと大株に育てたい!そして花を咲かせたい!!そう思い、会場に乗り込んだのです。

僕の経験上、イベント会場に入場したら、まずは焦らず1周、できたら2周以上することを心掛けています
なぜなら、会場を半周もせずに目ぼしい植物を買い、他の店で安かったり、質の良いものを見つけてしまう後悔を防ぐため。
この類の失敗を僕は何度もしてきました。だからこそ、まわることができるなら自分が納得のいくまでグルグル回る。これが極意。
これら植物イベントの歩き方は記事にまとめましたので、よかったら是非。

物販ブースへ戻れない!?

ハナシは戻って「クリロー展」。
僕は計画通り、混雑する会場をくまなくチェック。アリンコの行列のように急がず、けれども素早く歩く…これでよし。
2~3点、気になる商品を頭に叩き込み、流れるままに会場の出口付近へと向かいます。

…ところが!

出口前にはアンケート記入コーナーが壁となって立ち現われ、入り口へ戻るための通路がない。この混雑の中、流れに逆らって会場を歩くのは困難を極めます。
仕方がない、1回外に出て、再入場するか…。

す~っと出口を抜けて、入り口を目指す。
しかし、何かがおかしい。再入場に関するアナウンスがないのです!
不安に思い、係りのお姉さんに尋ねてみると、

杢太郎

あの~、再入場ってできますか?

スタッフのお姉さん

それなら、白い紙を出口でもらっていただければ、できますよ

杢太郎

でも、白い紙も貰わずに、もう出ちゃったんですけど…。半券があってもムリですか?

スタッフのお姉さん

申し訳ありません。そうなると再入場はできません。

杢太郎

えっ…。半券があってもムリですか?

スタッフのお姉さん

ダメですね

杢太郎

分かりました…。

入場料は大人一般700円。決して安くはありません。けれど、クリスマスローズのためにもう一度、入場料を払うこともやむ負えない!!
…と思いたいのですが、群馬からの交通費がバカにならず、ただでさえ出費がかさむ小旅行です。ここは何も買わず、泣く泣くサンシャインを後にしたのです。

「公式ガイドブック」には再入場できるとのこと

後ほど、そのことをお連れさんに伝えると

お連れさん

ねえ、そのクリスマスなんとかのパンフレット見せてよ

杢太郎

えっ、何で?正式には「公式ガイドブック」だけど、何か書いてあったっけ?

お連れさん

ほら!ここに再入場についてって書いてあるじゃん!よく読みな~!

杢太郎

あっ、ホントだ…

そうです。クリスマスローズの世界展で入場後すぐに貰える公式ガイドブック(パンフレット)には

ご来場のお客様へ

■再入場について:当日に限り再入場が可能です。また、翌日以降に再来場のお客様は、本展入場半券のご提示にて入場料が300円になります。※他の割引サービスと併用はできません。

とあったのです。

お連れさんには「これを持って、こう書いてあるじゃんよ!って言えば通してくれたかもよ」などと言われましたが、か弱いヒョロっ子の僕には、そんな立ち回りはできません。きっと、僕と同じように流れに身を任せ、会場を出てしまった方々もいるはずです。

僕の確認不足かも…?

今回の会場は、ブースごとの通路幅が狭い部分もあり、動線に関する配慮が不十分だったように思えます。

できれば、会場の目立つところに再入場の告知をし、そのうえで、会場入り口や販売ブースまで、難なく回遊できるブース配置にしてほしいと思います。

けれど、基本的には僕の確認不足が招いたこと
もしかしたら再入場の告知が出口付近にあったかもしれません。
チェックしていた植物を先にゲットしていれば良かったのかもしれません。
半券の提示だけでは、タダで別日に再入場する「輩」と思われても仕方がないです。
振り返れば、あれやこれや反省点はあります。

思えば、はじめてクリスマスローズの世界展へ足を運んだときのこと。
その優雅な佇まいを備えた植物の美しさ、そしてその植物を愛する人々の熱意…。
このイベントの空間にいなければ分からない空気感に全身で衝撃を受けたのを今でも覚えています。

以降、開催されるたびに足を運んでいる僕はもはやこのイベントのファンでもあります。そういった意味で、今回は残念…。会場を通過しただけで楽しみにしていたクリスマスローズの世界展が終わってしまいました

来年こそは気に入ったクリスマスローズを買いたいです!そして再挑戦したい!!

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。