購入したチランジアは「ウスネオイデス」ですです。有用植物ですです。

着実に増殖しつつあるチランジア[*01]。先日、閉館してしまった箱根芦之湯フラワーセンターにて、こんなチランジアを買いました。

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ウスネオイデス、買いましたデス。

恐らく、割と多くの方が知っているであろう「ウスネオイデス」です。

ウスネオイデスが欲しくなったのは、このイベントの所為

なぜ僕は数あるチランジアの中でこれを買ったのか…。その理由はこの写真にあります。

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この写真は、今年の2月、東京ドームで行われた「世界らん展」で撮影したもの。よくみるとウスネオイデスらしき植物がたくさん。

他にも…。

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装飾的に利用されていたり。極めつけは…。

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滝のように吊るされるウスネオイデス!このように、大量のウスネオイデスがらん展では使用されています。

なぜ、園芸装飾にウスネオイデスは多用されるのか

話は若干逸れますが、西畠清順さんの「そらみみ植物園」にはこうあります。

ウスネオイデスは、見た目で想像できうる限りのいろいろな使い方ができる優れた有用植物である。古くは左官や陶芸の材料として使われたり、戦のときは矢の先端に巻いて火をつけて武器として使われた。また、煎じて飲むと頭痛に効くことから薬としても使われた。現代でもクッション材として家具やフォード車のシートに使われたり、日本では、フラワーデザイナーさんに“あの髪の毛みたいなやつ”とか、“あのソバみたいなやつ”と呼ばれ、アレンジの素材として親しまれている。

引用元:そらみみ植物園

らん展で多用されていたのは、上記引用にもあるとおり、ウスネオイデスの「有用性」である装飾のしやすさにあったのかもしれません。

そもそも、垂直壁面や空中となると、根のある植物は対応できないことがしばしば。

基本的に植物は、根の生えた状態[*02]であれば、地面に絶えず接していないといけないので、XとZ方向(水平方向)にだけでしか装飾できない。ところが、ウスネオイデスには根っこがない。地面に植える必要がないのです。

そのため、背の低い植物では装飾のしきれなかったY軸空間(垂直方向)をカバーすることができる。しかも、そのモジャモジャ感によってボリューム感を与えたり、視覚的に「流れ」も出せる。ウスネオイデスはまさしく「有用植物」となるのです。

なるほど、バナナワニ園の清水さんが仰る通り「植物ばなれ」しています(笑)。

ウスネオイデスを買った僕の安易な理由

話は戻ります。そして僕は、らん展で多用されるウスネオイデスをみて、こう思ったのです。

こんなにもたくさんウスネがある→大量に生産できる→案外栽培は簡単かも!

と[*03]。

実を言えば、数年前に一度、同じウスネオイデスを栽培したことがありました。しかし、夏を過ぎたころから次第に色が変わり、しまいには真っ黒に…。

原因として挙げられるのは、水遣りをあまりしなかったこと。ですが今では、友人からのアドバイスを受けたり、チランジア情報もいくつか集まり出しています。それにしたがって、僕にも栽培できるかもしれないという、激しい思い込みが湧きあがってきたのです!

結果、年末ごろから気になりだして、サルオガセとサルオガセモドキの記事を書いたりしました。で、芦之湯フラワーセンターでの購入と行きつくのです。

いまの「ウスネオイデス」です。

現在、水遣りを忘れないよう、チランジア類は自室に置いたり、吊るしたりしています。その横には霧吹きもセットにして[*04]。

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たまにウスネオイデスのカケラが落ちていて「なんだこの糸くずは」と捨てそうになる。ウスネオイデスと気付いてカタマリに戻す作業もなかなか。そういった植物らしからぬ滑稽さも、ウスネオイデスを育てる醍醐味であるのかと今さらながらに感じています(笑)。

  1. 最近気付いたのですが、専門書などを読むと「ティランジア」と書いてあります。文字に起こすときには「ティランジア」のほうが良いのか? []
  2. 植えられた状態 []
  3. フツーに考えれば、専門的な業者が栽培していたり、環境の整った産地から輸入しているとなると話は別。そんなことも考えもしない僕は27ちゃい。 []
  4. それでも水やりをしないことがあるので、霧吹きを2つ用意し、部屋の主要な場所に霧吹きをセットしています。万全の態勢で挑んでいます []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。