ゴールデンウィーク。 しかも、みどりの日に伊豆シャボテン公園へ行ってきました。 目的は、サボテンの種をゲットするため(詳細は、シリーズ前回分をご覧ください)。 種のプレゼントは先着100名様だというので、ほぼ始発からの出発です。
シャボテン公園へは、開園前の8時30分ごろに到着。
ここからシャボテン公園のバスに乗り、園内への入場ゲートへ。 開園時間はまだまだでしたが、園内に入ることができました。 ところが、種を配っている係の人が見当たりません。 心配になり、ゲート付近にいた係の方へ訊いてみる。 すると、返ってきた答えは「種をプレゼントするキャンペーンは把握していない」とのこと。
嘘だろ。 僕は一体、何のために来たのだろう。 いや、あれほど確認したのに、そんな間違いはないだろう。 そう思い、スマホを取り出して、伊豆シャボテン公園のブログを読み直す。
伊豆シャボテン公園でも、このみどりの日にちなんで、スペシャルプレゼントとして、御来園の皆様に、先着100名様に限り、サボテンの種をお温室入り口付近にて(荒天時、温室内となります)プレゼントいたします。
あっ、温室入り口付近で配布か!! よく読んでいなかった僕が悪い。 急いで温室へと向かいます。
が。
温室の入り口でもプレゼントしている気配がない。 何故だ!?どうなっているんだ!? 温室の中、メインであるサボテンに目もくれず、人間を探すという滑稽さ。 やっと、作業中の方を見つけ、訊いてみる。
「あの、サボテンの種を(ハァハァ)…」
「あっ、サボテンの種ですね!この温室の最後のほうに、種を持った担当の者がいるので、そちらへ進んでください」
入場はできたものの、開園時間前。 そりゃ、プレゼントをしている余裕などないはずです。 僕は完全に、冷静さを欠いていました。 頭を切り替え、ご迷惑とは思いながら、準備中の温室内をまわります。
それにしても、静か。
ゴールデンウィークなのに、ほぼ、誰もいない。 朝いちばん乗りの温室は、貴重な経験でした。
そして、最後の温室内。 準備にあたっていた男性がいたので、声をかける。 が、この男性も種を持ってはいませんでした。 と思いきや、無線で誰かを呼んでいます。 しばらくすると、中年男性が、こちらへ歩いてきました。
「タネをご希望の方ですか?」
「あっ、そうです!」
「それではっ!こちらをプレゼントいたしましょう~!!」
ものすごく陽気に、緑色のぽち袋に入った種をいただきました!
「これは向こうにあります、金鯱というサボテンから採ったタネなんですよ~!あちらの金鯱は年齢が150歳!大切に育てれば、長生きしますよ!」
みると、根元が黒ずんではいるものの、確かに縦に長いサボテンが。 もはや柱サボテン。 これと同じサボテンが、タネから育てられるなんて…。 ちょっと身が引き締まる思いがしました。
こうして僕は、金鯱のサボテンを無事ゲット。 目的の一つは達成できました。
伊豆シャボテン公園さん。 朝早くからお邪魔してすみません。 金鯱。 大事に育てます!