ニュースでたびたび取り上げられていた「ショクダイオオコンニャク」。この花が「神代植物公園」で開花したとのこと。
世間を騒然とさせた「ショクダイオオコンニャクの開花」
この花は、7年に一度しか咲かなく、さらには国内でも開花事例が10例ほどしかないという。
ショクダイオオコンニャク開花宣言! 21日(火)23:00分、仏炎苞が直径約1mに「全開」しました!匂いも強烈で、近づくことも憚られます。これから匂いも徐々に薄れ、明日1日かけて閉じていくと思われます。闇夜に浮かぶ神々しい姿です。 pic.twitter.com/PMtFiYx2hd
— 都立神代植物公園 園長の採れたて情報 (@ParksJindai) 2015, 7月 21
7年に1度の開花!みるしかない!
また、開花すると凄まじいほどの腐敗臭を放ち、別名を「死体花」とも呼ばれるのだそう。
開花した翌朝[*01]の報道番組では、例の臭いも相当だったと伝え、臭いもまだ残っていると焦らせます。これは見に(嗅ぎに)行きたい!
ならば、ネットに情報を挙げている人がいるのではないかとtwitterを立ち上げると…。
朝一で観てきた。感動した! 残り香りとは言わないが、臭いのが残ってた!良かった! 朝一の行列風景。 #ショクダイオオコンニャク。 pic.twitter.com/PDr6OqIx5J — 田崎です (@TAZAKi888TAZAKi) 2015, 7月 22
ショクダイオオコンニャク見るための行列がヤベー(;^_^A 並ぶのが嫌いなんだよなぁーーf^_^; 30分待ちと案内してるが、どのくらい掛かるかなぁ(⌒-⌒; ) pic.twitter.com/0uN2uPmI1w
— mura 15〜16日お盆キャンプツー♪ (@07z1000mura) 2015, 7月 22
行くのはやめました(笑)。
神代へ行くのを断念。しかし…
7年に1度、しかも2日間しか咲かないとはいえ、この炎天下で行列を並びきる自信がない。さらには、遠路はるばる行って、花がしぼんでいる可能性[*02]も大いにある。
行列も30分~2時間との情報もあり、ちょっと今回はパス(笑)[*03]。
ならば休日を有意義に使うにはどうすれば…。悩んでいると、ある施設が頭の中に浮かび上がる。
「そうだ!小田原のフラワーガーデンにも、似たような植物があったよな!」
神代のショクダイオオコンニャクが咲いた記念に、小田原の株を目に焼き付けておこう。という、なんとも妙案を思いついたのです[*04](笑)。
そうだ 小田原、行こう。
急遽、車を飛ばし、小田原市久野にある「小田原フラワーガーデン」へ[*05]。
夏休みに入ったため、親子で来られている方も多く、園内は賑わっています。早速、入場料200円を支払い、温室内へ。
小田原の「オオコンニャク」は…
そのままコンニャクの元へ直行。あった、あった!…ん!?
何も生えていない。
置いてあるのは空っぽの鉢と、何やら書かれたポップのみ。
ポップには「地上部に葉っぱが出ていなくても、地面の中で育っています。」ともあり、地上部は現在、枯れているようです。
小田原のオオコンニャクは3年目
温室を出た後、職員の方にいろいろと伺いました。
僕「神代でショクダイオオコンニャクが咲きましたが、小田原のは、あとどのくらいで咲きますか?」
職員の方「あっ、ニュースで結構やっていますよね!ここのは3年目ですね!」
僕「ということは、あと4年後に開花ですか!?」
職「それが、株が小さいので確実に咲くかは分らないのです」
僕「そうなんですか…。ところで、神代のものと小田原のものって、同じ種類のショクダイオオコンニャクなんですかね…」
職「こちらの株は「スマトラオオコンニャク」ですね。ショクダイオオコンニャクと同じかどうかは、はっきりとは分かりません」
僕「えっ、同じじゃないんですか!?いろいろとありがとうございますっ(^_^;)」
訳の分からない質問をいきなり飛ばし、ご迷惑をおかけしましたが、丁寧に対応してくださいました。ありがとうございます…!
小田原の「オオコンニャク」、今後の生育に期待です。小田原でこの植物の花を観れるまで、僕は待ちますよ!
次回はこの「ショクダイオオコンニャク」について、もう少し詳しく書こうと思います…。