前回の記事の続編です。
今回のビッグバザールで購入したもの
情熱という名の熱気にまみれ、2014年秋のサボテン・多肉植物ビッグバザールで購入したもの…。
意識すると離れてしまう…「白樺キリン」
前回の記事にも書いたように、ひとつは「白樺キリン」です。
この白樺キリン、実はずっと欲しかった。理由は2つ。ひとつはユーフォルビア好きの友人による影響が大きいのですが、もうひとつの理由はこの植物の存在感によります。
どういうことかとえば、白樺キリンは比較的容易に買い求めることができるということ。それは、ネットショップでもそうだし、近所の園芸展でも同じく、案外流通しています[*01]。しかし、その意外性のあるフォルムと、ミルキーな色彩から、売り切れていたり、妙に割高だったり…。このように、すぐに買えるけど、買うことができない僕と白樺キリンの距離感が、どこか特別な気持ちにさせてくれるのです。だからこそ、買わないでおきました。
ただ、そのような人付き合いならぬ、植物づきあいでいると、いざ欲しくなったとき、急に僕の目の前から姿を消すのです。以前はそれほど気にならなかった異性の存在が、意識をし始めたら、意外と遠かったあのときと同じように…。
例を挙げれば、2014年の夏のビッグバザールでのこと。偶然みつけた白樺キリンは大きく、少し桃色の株でした。ただ、ちょっと高い。が、ここで買わなければもう出会えないかも!いや、次に出会ったら安く手に入るだろう…という、典型的な植物マニアの葛藤をTOCの13階で演じていたのです。で、結局買いませんでした。以降、ホームセンターや園芸店を周ってみましたが一向に出会えずに…。
そして今回のビッグバザールでは、なんと500円という破格の値段で購入することができました[*02]!思い続けた分、2人(?)の愛を育んでまいります!
無機質感の漂うリトープス「オリーブ玉」
さらにもうひとつ。肉厚で、そのうえ何とも言えない生長サイクルが不思議で堪らない、コレ。
リトープスです。名前は「オリーブ玉」。青とも緑ともいえない、深い味のある色彩…。さらには、頂点部の模様も自己主張を控えたマダラ模様…。
観ているだけで安らげるし、この感触。
固くもなく、柔らかくもない。そしてその質感は、ツルツルでもなく、ザラザラでもない。植物のはずなのに、どうも「物体的な無機質感」が漂います。それもそのはず。何故なら、捕食動物から逃れるために、現生地では石と同化するように生えているのだとか。
理屈では「はい、そうですか」と分かってはいても、単体でみてみれば、どうしてその形を選んだのか不思議で仕方がありません。
禁断のエアプランツ!チランジア・ジュンセア
そして最後は、コレ。
当ブログの読者さまなら、僕とチランジアの相性をご存知の方も多いはず。はじめてお越しの方は、今までの記事をご覧ください…。
僕とチランジアとの関係性
- 僕とチランジア。もうやだよ!僕がどんなに君を好きか君は知らない | ボタニカログ
- あの名シーンのように、僕とチランジアは再会したのです。 | ボタニカログ
- 見逃した「美の壺」エアプランツ特集をみた感想と「エアプランツ男子」のことと…。 | ボタニカログ
そうです。僕とチランジアとの相性は抜群に悪く、我が多肉棚での生存率は0%。どうも苦手意識があります。
しかし、「美の壺」のエアプランツを観たこと。また、友人[*03]からのアドバイスにより、行けそう!と思ったことなどから、衝動的に購入してしまいました…[*04]。
ちなみに、買ったブースは「ボタニカルマート」さん。
「ジュンセア」というチランジアなのですが、写真のように、かなり大きい。しかも、これでなんと600円[*05]!気付いたら、いつの間にやら財布からお金を取り出している僕がいたのです…。
そのとき、ブースの方からいただいたもの。
ボタニカルマート・バッジ。超かわいい。こういったノベルティを使って、僕ら消費者の「情熱」を煽るのです。みるたびに「次は何を買おうかな」ってなっちゃうから…。
今後の決意と次回の目標
そんなこんなで購入したのは上記の3点。
これから冬を迎えますが、枯らさないようにしたいです(特にチランジア)。そして、前回の記事でも書いたように、次はセネシオの「バリー」を是非とも買いたい!植物の欲求、俗にいう「植欲」は尽きません…。