春も植物イベントが目白押しです。
特に横浜の「ガーデンネックレス」を中心としたイベントが数多く開催。
観光としても好条件のイベントも数多くあり、是非とも足を運びたいものです。
【4月の植物イベント】
ガーデンネックレス横浜2019
2017年に開催された「第33回全国都市緑化横浜フェア」を皮切りに、毎年開催されるようになった緑化イベントです。
横浜市は2026年に国際園芸博覧会(花博)の誘致を視野に開催案を策定中。
このイベントは花博開催まで続けたいと横浜市の林市長は話しています。
つまり、花博誘致をもっと横浜市民やその他の来訪客に知ってもらい、盛り上げていきたいという意図があるかと思います。
ところが、2025年に大阪万博が開催が決まり、その翌年に花博をやる意義や費用の問題から反対する声も聞かれるようになりました。
一方で開催への議論も活発化し、 花卉(かき)産業成長と花卉文化振興のために総額1300万円を農林水産省が19年度予算案に計上しているのだそう。
横浜市が2026年開催を目指す国際園芸博覧会(花博)について、政府が招致に向けた動きを本格化させることが30日、分かった。19年度予算案に関連経費を計上し、市の取り組みを後押しする。菅義偉官房長官(衆院2区)は神奈川新聞社の取材に「26年度の開催を目指し、政府として支援するための予算だ」と説明、19年度にも国際機関への招致手続きに着手するとの見通しを示した。
引用元:花博招致、政府が本格化 横浜開催を後押し、予算案に計上 | 経済 | カナロコ
今後、どのような動きになるのか要注目ではありますが、花と緑の溢れる横浜を散策するにはベストなイベントです。
さらには「横浜ローズウィーク」も今年初開催(後述)。
少しずつ緑化事業に力を注ぐ横浜市…。
難しいハナシをまずは横に置いておいても、存分に楽しめるはずです。
- 開催日:2019年3月23日(土)~6⽉2⽇(⽇)
※⾥⼭ガーデンは3⽉23⽇(⼟)〜5⽉6⽇まで - 会場: 横浜市の各地
- 詳細情報:ガーデンネックレス横浜 2019 – 横浜市環境創造局みどりアップ推進課
FLOWER GARDEN 2019
横浜赤レンガ倉庫が2007年にリニューアルし、5周年記念を契機に開催されているイベントです。
今年のテーマは【港のみえるフラワーガーデン】。
昨年と同様に、食べられる花「エディブルフラワー」が提供されるカフェ&バーも併設されているそうです。
昨年に引き続き、花を視覚だけでなく五感を使って楽しめるよう、“花と食”の文化が融合した日本初のドライフラワーカフェ&バー「HANABAR」を会場内に併設。食べられる花「エディブルフラワー」を用いて見た目も華やかなフード・ドリンクを提供する他、花を用いたワークショップも実施します。
引用元:『FLOWER GARDEN 2019』開催|イベント|横浜赤レンガ倉庫
「エディブルフラワー」とは、食べられる花のことを言います。
近年、需要が落ち込んでいる花を観て楽しんで、食べても楽しめるということであらゆる取り組みが活発となってきています。
まだまだ試行錯誤を繰り返している段階ですが、「SNS映え」するポイントもあり要注目です。
また、このエリアは横浜の観光スポットがギュッと詰まっている場所でもあり、春の横浜を存分に満喫できるのではと思います。
- 開催日:3月29日(金)~4月21日(日) ライトアップ 18︓00~23︓00
- 会場: 横浜赤レンガ倉庫
- 詳細情報:『FLOWER GARDEN 2019』開催|イベント|横浜赤レンガ倉庫
GreenMarcheYOKOHAMA 2019
もはや植物を趣味とするなら必携のアプリ「GreenSnap」。
そんなGreenSnap運営の同イベントは昨年、大成功だったようで、あちらこちらで「面白かった」との感想を耳にしました。
また、世界らん展などのイベント出店でも、SNSなどのメディアで活躍する有名クリエイターさんをはじめ、人気のショップが出展し、多くの人出でにぎわいます。
ガーデンネックレス横浜2019の特別企画として開催されるイベントです。
GreenSnapのクリエイターや人気ショップが全国から集まりワークショップやショッピングを楽しめる植物とお花のイベントです。開催日程
期日:4月6日(土)10:00~17:004月7日(日)10:00~16:00
開催場所
山下公園 おまつり広場
引用元:GreenSnap Marche YOKOHAMA 2019 in Yamashita Park
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町15
みなとみらい線 元町・中華街駅出入口4より徒歩10分
日本大通り駅出入口3より徒歩13分
今回の出店予定者はどちらかというとハンドメイド系がメインな感じでしょうか。
個性あふれる「自分なりの園芸」とはどういうものなのか、横浜散策と一緒に橋を運ぶのも面白いかもしれません。
春日井グルメ王座決定戦
愛知県春日井市で開催される「春日井グルメ王座決定戦」。
このイベントでは春日井市の名産であるサボテンに関するグルメを食べることができます。
サボテンって食べれるの!?と思いきや、食べられるのです。
春日井は食用サボテンの生産も行われています。
そんな春日井で例年行われるのがグルメ王座決定戦と同時開催の「春日井サボテンフェア」。
春日井周辺の園芸農家が生産した高品質な多肉植物・サボテンが多く並びます。
しかも割とリーズナブルな価格…!
昨年の2018年、僕も参加しました。
時期が合えば桜の見ごろも迎え、お花見も楽しめます!
サボテンなどの花も、グルメの団子も両方堪能できるおススメのイベントです。
- 開催日:2019年4月6日(土)~4月7日(日)
- 会場:愛知県春日井市落合公園
- 詳細情報:サボテンフェア2019×春日井名物グルメ王座決定戦 | 【公式】愛知・名古屋の公式観光ガイド AICHI NOW~旬のイベント・観光情報~
第29回2019日本フラワー&ガーデンショウ
2016年より会場を千葉・幕張から横浜に移動し、こちらもガーデンネックレスと共に横浜を満喫することができる園芸イベントです。
公式ウェブサイトには、
2019年で29回目の開催を数える本ショウは、通算135万人超の来場者を誇る日本最大級の総合園芸パブリックショウです。
引用元: 日本フラワー&ガーデンショウ|公益社団法人 日本家庭園芸普及協会
日ごろ見慣れた花から珍しい品種まで、会場全体を飾る花や緑のありとあらゆる楽しみ方を提案。各種体験型イベントや園芸愛好家に人気の新品種展示やコンテストもこれまで以上に充実させ、世代を超えて楽しめる充実の3日間を提供します。
とあります。
毎年「テーマフラワー」が決まっているのですが、今年は「花を楽しみつくす ~家族の笑顔はじける 花と緑のチカラ!~ 」となっています。
会場を歩いて感じるのは、園芸を趣味とする方を志向したイベントであるということ。
だからこそ「園芸・野菜づくり」や「ガーデニング」の気づきを与えてくれるポイントが随所にちりばめられています。
個人的なハナシですが。
母の日を繁忙期とする鉢物生産業に携わってから、この期日はスロットルが稼働し始めるころ。
運よく足を運ぶことができたのなら、グッズやお買い得植物を見て回りたいのです…!
う~ん、今年こそ行きたい!!
- 開催日:2019年4月19日(金)~21日(日)10:00~17:00 (最終日は16:00まで)
- 会場:パシフィコ横浜展示ホールB
- 詳細情報:開催概要 | 2019年日本フラワー&ガーデンショウ
ハオルシアフェスタ
ハオルシアに興味がある!というならこちらがおすすめ。
ハオルシアの展示&販売を行うイベントです。
美品が数多く展示され、ハオルシアの世界に魅了されること間違いなし。
老若男女、好きな植物を前に談笑する…。
これこそが植物イベントのあるべき姿であると僕は思うのですが…。
- 開催日:2019年4月28日(日) 午前9時00分
- 開催場所:国際ファッションセンター3F KFCホール annex
- 詳細情報:日本ハオルシア協会 Official Blog : ハオルシアフェスタ2019のお知らせ
【5月の植物イベント】
花と緑のマルシェat Tomika
2017年、はじめて参加したイベント。
絹産業の世界遺産「富岡製糸場」のある群馬県富岡市で開催される、ゆっくりとした時間を過ごせるイベント。
植物あり、グルメあり、雑貨ありで友人や家族、はたまた恋人と楽しめる1日となるはずです。
クルマ社会の群馬県ではありますが、周辺は駐車場がないので公共交通機関での参加がおススメです。
- 開催日:5月25日(土曜日)10:00~16:00
- 会場:しるくるひろば(富岡市役所前広場)おかって市場(富岡倉庫)
- 詳細情報:花と緑のマルシェ at Tomioka
ばらフェスタ2019 ~世界をめぐるローズショー~
こちらも「ガーデンネックレス横浜」関連のイベントです。
本年2019年に初開催となり、横浜観光コンベンション・ビューローさんのウェブサイトには、
花と緑にあふれる都市「ガーデンシティ横浜」を推進するリーディングプロジェクトとして、『ガーデンネックレス横浜2019』を市民や企業の皆様と連携して展開します。この春は、開港以来、横浜市民に親しまれてきたバラを主役にした新たなイベント「横浜ローズウィーク」を横浜開港月間と同時期に開催し、開港160 周年の横浜を彩ります。
横浜ローズウィーク|横浜イベントカレンダー|【公式】横浜市観光情報サイト – Yokohama Official Visitors’ Guide
今回初開催となる「横浜ローズウィーク」では、メインイベントとして、「ばらフェスタ」を開催します。
また、期間中、開港の歴史を感じる港の風景をめぐりながらバラを堪能できるだけでなく、バラをテーマにしたスイーツなども提供します。
とあります。
この文章だけ読むと「ウィーク?フェスタ?」という疑問に陥りますが、横浜市の各地で見ごろを迎えるバラを観賞できる催しを「横浜ローズウィーク」としています。
そのなかで開催されるメインイベントが「ばらフェスタ」なのです。
その「ばらフェスタ」は大さん橋ホールで5月15日(水)~5月19日(日) に開催予定(入場料金は当日1,500円)。
特に近頃、バラに力を注いでる「趣味の園芸」さんもステージイベントを行うのだそう。
昨年にて「国際バラとガーデニングショウ 」が終了したいま、バラを巡るイベントとしては要注目です。
- 開催日:2019年5月3日(金・祝)~6月2日(日)
- 会場:山下公園、港の見える丘公園、大さん橋ホール、日本大通り、横浜山手西洋館、横浜イングリッシュガーデン、八景島バラ園 ほか市内各所
- 詳細情報:横浜ローズウィーク|横浜イベントカレンダー|【公式】横浜市観光情報サイト – Yokohama Official Visitors’ Guide
【6月の植物イベント】
夏の「サボテン・多肉植物ビッグバザール 」
4月5日現在、まだ公式なお知らせはありません。
公式ウェブサイトのイベントページが更新されました。
開催日は2019年6月9日とのこと。
今後、詳細情報がアップされるかと思います。
随時、国際多肉植物協会さんのウェブサイトをチェックしましょう!
- 開催日:2019年6月9日(日)
- 会場:五反田TOC
- 詳細情報:国際多肉植物協会(I.S.I.J.)
天下一植物界
上記の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」が東の「BB」であるならば、西の「BB」は「Border Break」というイベントです。
関西はどちらかというとアクアリウムが盛んで、現在の園芸を支えているのは、そんなアクア趣味を通過してきた人たちがメインだといいます。
(関西には(*02))水草を専門とするプラントハンターが数多くいたためだが、それはアクアリウムの世界の話。園芸とは全く関わりのない世界のことだった。この両者が結びつくきっかけとなったのは、まるで人工物のような迷彩柄をまとった植物、アグラオネマ ピクタム ’トリカラー’だ。ハンターたちが水草採取のついでに、少し水辺から離れた場所に生息する陸生のアグラオネマなども採ってくるようになり、しかも迷彩柄のパターンが産地により大きく異なることがコレクターの心をくすぐり、一気に火がついた。
引用元:BRUTUS(ブルータス) 2015年 9/15号 [雑誌]
そして「Border Break」の趣旨は、
植物ジャンル指定なし!
BORDER BREAK!!
アクア 園芸 区別なし!!
プロもアマチュアも関係なし!!!
植物好きによる 植物好きのための総合展示即売会
とあり、まさに現代の園芸そのものを反映したイベントだと共感します。
そんなBorder Breakの主催者さんがなにやら意味ありげにとあるアカウントをTwitter上に立ち上げる…。
その名も、
【天下一植物界】
いくつかの植物ショップさんの情報を集め推測すると、どうやら大阪の京セラドームにて「天下一植物界」というイベントが行われるようなのです。
最初のツイートを考えているうちに2週間近く経ってしまいました。6月22,23日開催の天下一植物会はブース数60店以上、超豪華な講師陣による講演もあります。徐々に全容を公開していきますのでお楽しみに!
— 天下一植物界 (@no1plantae) April 5, 2019
4月12日追記。
詳細(暫定)が告知されました。
裏面には出場者一覧が載ってますよ(暫定) pic.twitter.com/5WIBOKjqDm
— 天下一植物界 (@no1plantae) April 11, 2019
個人的には有名講師の講演が気になります!
いくつかのビッグイベントが終了…
お出かけ前には念のため、ご確認を。
ご注意いただきたいのは、開催要項や日付が変更となる可能性があります。お出かけ前には公式サイト等の情報を必ずご確認ください。
イベントのまわり方を解説!
このように春は各地で植物イベントが連発で開催されます。どのイベントもテーマがあり、気になったら思い切って足を運んでしまうのがベストです。
でも、
- 正直はじめてのイベントは何だか不安…。
- どのイベントが自分に合っているのだろうか
- 何か必要な荷物はあるの?
- せっかく行くのならちゃんとみて回りたい!
- なにか注意することはあったりする?
など、初体験には不安がつきもの。そんな方に、イベントのまわり方をこと細かく解説しました。是非とも参考程度にご覧ください。
最後に
こうしてピックアップしてみると、昨年は開催されていたのに、今年は行われないというイベントがいくつかありました。
特に大きな会場を使ったイベントです…。
「平成」から「令和」へと移る時代。
植物イベントもまた、徐々に変わりつつあるのかもしれません…。