ここ数日間で、あらゆる話題をかっさらっていった『ポケモンGO』。僕もダウンロードして遊んでみましたが、早くも飽きてきました…。
そして僕はポケモンの代わりに植物をゲットする旅に出たのです。向かった先は五反田TOCで開催された『関東カクタス専門家連盟 サボテンと多肉植物の即売会』(以下・即売会)。
名だたるポケモンマスターならぬサボタニマスターが集結するホットスポットなのです。
『関東カクタス専門家連盟 サボテンと多肉植物の即売会』の気になる植物
軍資金は3,000円
前回は大まかなイベントの内容を記しました。今回はこの「即売会」で僕が気になった植物と、購入した植物+アイテムを記録します。
ここに来ればポケモン図鑑でいうところの「みつけた数」はうなぎ登りに増えていきます。一般的な園芸店ではおよそ並ぶことのない植物がズラリ。
しかし、ポケモンではモンスターボールの数に限りがあるように、僕の財布の中身も極めて限定的。今回の軍資金は3,000円。それを考慮して、悩みに悩んで「サボタニGO」をエンジョイしなければなりません。
ナゾノクサならぬ「ドルステニア」
そしてまず、僕の前に現れたのは「ナゾノクサ」!
ではなく、クワ科のコーデックス(塊根植物)「ドルステニア」でした。形状といい、色彩といい、まるで「ナゾノクサ」。可愛さ満点です。
ちょっと気持ち悪い「フェネストラリア」
次に現れたのは、ちょっと気持ち悪い見た目の植物です。
カクタス長田さんのブースで特に僕の目を惹きました。ちょっと「トライポフォビア」感があって一瞬「まとまってる!」と思うのですが、上部の窓が薄っすら透明なのでキレイ[*01]。慣れてくれば好きになりそうです。
近頃気になるサボテン「ロホホラ」
さらにこの頃、気になっているのが「ロホホラ」というサボテン。知っている人は知っている、その効能。別に一発キメたいワケではありませんが、そんなサボテンを栽培しているというステータスが僕は欲しいのです(笑)。
これについて最近、バナナワニ園の清水さんがブログで、
日本の栽培下ではホニャララな成分は含まれていない。だから栽培するのに規制もない
との趣旨の記事を挙げられています。詳しく書きたいのですが、Googleのガイドラインに引っかかる恐れがあるので自重。詳細はこちらの記事をお読みください。
そんなロホホラを探し回り、いくつか見つけました。ひとつめはかなり大きく育ったロホホラ(と思われる植物)。
子株が吹いて、ツルスベ素肌がサボテンとは思えない魅力を放っています。
次に見つけたのは鶴仙園さんブースのロホホラ。
こちらも形状が美しく、魅惑な風格が漂っています。ちなみに鶴仙園さんのロホホラのほうが若干安かった。
他にもワクワク・ドキドキがいっぱい!!
他にも、大きさや形状からトンデモない破格の値段で売られていた各種「アデニウム」や、
こんなにも美しい色彩を放つガガイモの「セブリナ錦」…。
キレイだなったと思ったら、それなりの値段が記されていたハオルシアなど…。奥さん、1,000,000円ですって。
『関東カクタス専門家連盟 サボテンと多肉植物の即売会』の各ブース
美品勢ぞろい!ルチアさん
各お店のブースも特徴的で、ルチアさんは毎度のことながら鉢が整然としています。
今回もアドロやガガイモっぽい植物が多め。思えば、ルチアさんの品揃えと僕の多肉棚が似てきました。影響を受けているのかも?
種類を限定!P.G.C.Mさん
P.G.C.Mさんのブースは、主婦層に人気な植物を、種類を限定し大量に販売…。
価格は正直ちょっとアレですが、人気種を一挙にコンプリートするなら絶好のチャンス。僕も思わず、上段のエケベリアに手が伸びそうになりました。
初心者向けの本を販売!NHK出版さん
また、多肉植物のイベントに初心者向けのサボタニ本を販売するというファインプレーをみせたNHK出版さん。
ビッグバザールでは「国際多肉植物協会」さんの入門書が販売されていますが、NHK出版さんからも良い本がいくつか出されています。
注目は、いまや手に入りづらくなった「趣味の園芸ビギナーズ」の多肉植物特集。
コレ、実は結構「買い」な本だったのです。
その理由は以下。
- 発行当初、数日で本屋から姿を消したほどの売れ行きだった
- その後、増刷されるまで手に入らず、サボタニファンをヤキモキさせた
- 現在は「趣味の園芸ビギナーズ」自体が休刊し、多肉植物の特集号は絶版
- ムック版の「多肉植物 サボテン」の中身はほとんど同じだがちょっと高い
- 価格の面から考えても、これから始めようとする人にプレゼントするのにも丁度良い
といった理由で複数冊買っておいても、損はないかと…。いつかまた、このクオリティーで「趣味の園芸ビギナーズ」が復刊することを希望します。
それと先日、当ブログで「趣味の園芸」の多肉植物・サボテン特集号について記録しましたが…。会場にあった貼り紙をみると…。
某100円ショップを名指しで紹介(笑)。各地に100円ショップは数あれど、やっぱりあのお店を念頭に記事が組まれていたのでしょう。まぁ、サボタニを売っているのはあのお店くらいなので、わざわざ伏せる必要もないっちゃあ、ない。
レアで安すぎる「カクタス長田」さん
前回の記事でもお伝えした「カクタス長田」さんのブース。
普段は小売りをしておらず購入するならある程度、多肉植物に力を入れている園芸店に行かなければなりません。
さらにいえば、そんな園芸店に置かれても札が外され、法外な価格(!?)で売られたり…。それとは逆に「カクタス長田」と書かれた札付きの多肉をかなり安く売っているお店を最近見つけたりしました。
どちらにしろ、通常のルートでは手に入らない多肉植物を、カクタス長田さんから直接購入できるというマタとない機会。そのせいか「錦玉園」さんのブースと、この「カクタス長田」さんのブースに人だかりが…[*02]。
商品を眺めると、全体的に健康的で、レアで、しかも均質な植物を取り揃えているのに、価格が安い!
そんなこんなで、僕はカクタス長田さんのブースでパキポディウムを購入したのです。
その名も「パキポディウム・サウンデルシー」。葉に細かいギザギザがついていて、微妙に波を打っているのに惚れたのです。
栽培方法は長田さんにしっかりレクチャーいただきました。冬は断水し、桜の咲く頃に水をあげると良いそうです。
トレンド最前線!ボタニカルマートさん
その後僕は、「ボタニカルマート」さんで、激安のプラ鉢を買いつつ、200円のマダガスカル募金。
マダガスカルと言えば、独特な動植物の住む巨大な島…。多肉植物の世界がこんなに面白いのは、マダガスカル産の多肉植物があってこそ。
ただ、いただいたシールをどのように使おうか、迷っている次第です(笑)。
ポケモンGOとは比べ物にならないくらい奥深い
で。今回買ったのは、植物1点、アイテム2点のお買い物。
植物の世界は、ポケモンのようにコンプリートできません。種類を限定すれば、多くの植物を集めることができるかもしれませんが、それでも何年、何十年と時間が掛かるもの。
そのうえ「栽培する」「育てる」という行為が必要になってきます。だからこそ、奥が深いし、手を掛けた相応の魅力がある。
ポケモンGOみたいに、一瞬で飽きのこない秘密は、もしかしたらそういったところにあるのかもしれません。
次回の開催について
ボタニカルマートさんによると、
本イベントは大盛況に終了し、たくさんのお客様にご来場を頂きました。ありがとうございます。
次回は来年に開催を予定しております。
とのこと。次回は2017年のようです。次はどんな進化を見せるのか…。楽しみですね!
追記:2017年2月6日
ボタニカルマートさんのウェブサイトに、次回の即売会のスケジュールが書き込まれていました。
2017 Event schedule
・7/ 9 関東カクタス専門家連盟 サボテン・多肉植物 即売会
さっそくスケジュール帳にメモしなくては!!