大磯の浜辺。そこだけ、ポツンと生えている植物を見つけました。
ハマダイコンを見つけた
浜辺のダイコン
調べると、これも浜辺に生える植物であることがわかりました。
その名も「ハマダイコン」。
畑から逃げ出した!?
どうやら、人間が栽培していたダイコンが野生化したものらしいです。
【浜大根】
[学名:Raphanus sativus L. var. raphanistroides Makino]
アブラナ科の多年草。ダイコンの名がついているが、根はあまり肥厚しない。茎は高さ約60センチメートル、まばらに分枝し、粗毛がある。葉は互生し、両面に堅い毛を散生し、羽状に裂け、裂片は上部のものほど大きい。4~6月、総状花序をつくり、淡紅紫色花を開く。花弁は紫色の脈があり、基部に長いつめがある。角果は数珠(じゅず)状にくびれて2~5個の種子をつけ、熟しても裂開しない。ダイコンの野生化したもので、海岸の砂地に生え、日本および朝鮮半島南部に分布する。
[ 執筆者:小林純子 ]
これがダイコンだと知っていたら、引っこ抜いて確かめてみたかった…。
いや、逃げ出してなんかいなかった!
ところが、Wikipediaにはこうありました。
ハマダイコン(R. sativus var. hortensis f. raphanistroides)
日当りのよい砂浜などに自生的に生育する。野草として食用にされるほか、食用選抜も行われている。逃げ出した栽培種が野生化したと考えられていたが、遺伝的研究では日本の栽培種と差が大きく、野生種の可能性が高い。
引用元:ダイコン – Wikipedia
そうなんですね…。畑から逃げだしたと思われていた植物。実はもともとの野生種で、なぜか脱走の汚名を被せられていたようです。
ホントに逃げ出す大根たち
よく、ダイコンの採れる時期になると、脚の生えたダイコンが畑から逃げ出そうとする画像が出回ります。
- 走りっぷりがすごい! 逃げる大根 Twitterで話題に – ねとらぼ
- 『大根が、走って逃げてるんです』根菜農家うめままさんが育てた大根が話題に – NAVER まとめ
- 朝日新聞デジタル:これ、走ってる! 「逃げる大根」ネットで人気 – 社会
「ダイコンが逃げ出す」と聞いて、これを思い出してしまいました。けれど、ハマダイコンは逃げ出してはいない。
過酷な環境でもしっかり根を張ったダイコンだったようです。