夏はヒマワリ。そして昨日、この夏もまた過ぎ去りゆくことを知った。

気付けば、今年に入ってからあまり「ボタぶらり(植物散策)」をしていなかった。たまには気分転換に…ということで7月の末、久々に神奈川県立戸川公園へ。

7月下旬、戸川公園でヒマワリを観る

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すると、入り口にこんな看板が…。

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ひまわり…。そういえば、モスバーガーでもらったヒマワリの種、植えてなかったな…。そんなことを思いつつ、会場へ行ってみると。

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ほぼ満開。秦野市の地域紙「タウンニュース」には、

神奈川県立秦野戸川公園(堀山下1513)で、1万本のひまわりが夏の青空の下、元気いっぱい黄色の大輪の花を咲かせている。

ひまわりが咲く場所は、同園内の小さな庭の見本園。「子どもたちにも一面のひまわり畑を見せたい」と、1m20cmほどの高さに花をつける「キッズスマイル」という種類が植えられている。

引用元:1万本のひまわり満開|秦野|タウンニュース

とあります。

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ひまわりを観て思うこと

ひまわりって不思議。固定観念みたいなものが植えつけられているのか、見つけると本当に「夏だな」って感じます。きっとそれは、幼い頃からあちこちで「夏の花・夏休みの花」的な材料で登場してきたからだと思う。

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さらに観察していると、数百本あるうちの数本が高く飛び出しているのです。

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人間で言えば、「才能」とか「個性」とかっていうのでしょうか。それらがある分野で好適に働けば「天才」になる。ヒマワリの場合、人によっては気になるからと切られたり。でも、ここでの「のっぽさん」はどことなく誇らしげです[*01]。

改めて戸川公園へヒマワリを観に行く…が。

そして昨日、また戸川公園へ。

前回はスマホで撮影していたので、今回はしっかり一眼で撮ろう!そう決めて友人[*02]とヒマワリのあるエリアへ…行ったはずが、あら?ヒマワリがいない!?

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ヒマワリが消えた!?

文字通り、跡形もなく消え去っていました。一緒に行った友人は「残念だね!笑える!」とひとこと。土の感じから、つい最近掘り返されたように見受けられます。「仕方ない、帰ろっか」と僕が言うと「待って!向こうにあるじゃん!」と友人が指差す先には、あのチューリップ畑。近寄ってみると確かにまだヒマワリが咲いています!

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が、門扉の鍵が閉まっていて中に入れません…。

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結論を書くと、ここ関東地方はもうヒマワリの季節ではないのですね。フェンス越しのヒマワリが悲しく見える。夏はもう終わりです。

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戸川公園では11月、チューリップの植え付けが開催予定

肩を落とし、踵を返して帰ろうとすると、そういえばフェンスに何か貼ってあったことに気づく。振り返って確認すると

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この6万本のチューリップは、昨年11月に来園者の方々とスタッフで植えつけました。今年の11月にも同じく植え付けイベントを開催します!どなたでもできる簡単な作業です。

ご家族、お友達同士のほか、グループ、会社、学校等での団体でのご参加、御協力をお待ちしています!参加ご希望の方は、開催前に詳細をご連絡しますので、ご連絡先をスタッフへお伝えください。

公益財団法人 神奈川県公園協会
秦野戸川公園パークセンター ℡0463-87-9020

戸川公園のチューリップは11月に植えられるそうです。時間が合えば参加したい!

来年もまたヒマワリを観よう!

考えてみれば7月の末に偶然、ヒマワリと出会えたのは幸いです。みなければこのまま、夏を実感しなかったかもしれません(笑)。

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来年の夏もまた、どこかでヒマワリを観よう[*03]。

  1. 真ん中の花びらがない部分の色が他の花とは違うので、種類も違うのでしょうか? []
  2. 悲しいかな男2人で []
  3. そして、今年植えることのできなかったモスバーガーのヒマワリの種をイチかバチかで植えてみよう []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。