今年も行ってきました!
多肉植物のイベントを代表する夏の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」へ!
2018年夏の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」へ行ってきました!
「サボテン・多肉植物ビッグバザール」とは
簡単に説明すると「サボテン・多肉植物ビッグバザール」とは、
日本各地からサボテンや多肉植物を生産する業者が集結。
そこへ初心者からマニアックなセミプロまで、たくさんの人が押し寄せるイベントです。
近年は年に4回開催し、季節ごとに並ぶ植物の顔も変わるのもポイント。
他の園芸店などでは出回ることのないレアな植物が多数並び、価格もピンキリ。
その人気から会場前には長蛇の列ができ、中には年4回すべてに参加するツワモノも…。
いまやサボテンや多肉植物を愛好する人間にとってはなくてはならない重要なイベントになっています。
www.ne.jp
今回は2018年初めての参加。
群馬県に越してから、なかなか東京までは足が向かないのも事実で、狙っている植物がある場合のみ、参加するようにしています。
入場券が変わった!
で、気が付いたこと。
入場券がちょっとだけ「入場券」らしくなっています(笑)。
以前から変更したほうが良いと思っていた入場券ですが、これで「ビッグバザール」への参加を自慢するのに大いに役立ちそう(笑)。
イベントを告知するウェブページには、
※古い入場券を使って入ろうとする方がいますので注意してください
引用元: CBS(カクタスバザールシステム)
と、最近毎回ありますが、これはいったい誰向けのメッセージなのでしょう(笑)。
少なくとも500円の入場料を払うイベントです。
次回は、
- もう少しデザインに凝った
- 日付や印刷紙の色をちょこっと改変したようなものでない
- コレクションしたくなるような
入場券を望みます。
写真撮影、原則禁止!
それともうひとつ。
会場での無許可での撮影は禁止との張り紙が多数見受けられます…。
「サボテンと多肉植物の即売会」も原則写真撮影が禁止ですが、やむにやまれぬ事情があるのだと聞いたことがあります。
仕方がありません。
ここは参加者全員の楽しい植物生活のために従わなければ…とのことで、今回の記録は会場の写真はありません。
植物好きが「ビッグバザール」に行く理由
「普及種」が多めだった
まず、多肉植物のラインアップです。
2017年の「夏のビッグバザール」と同じく、
- 普及種
- コーデックス
- サボテン
が多め。
以前も書きましたが、普及種は育てやすいものが多いです。
普及種が多いことは、これから多肉植物をはじめようと思う人たちへの間口を広げることでもあり、僕も大賛成。
それに複雑な栽培方法を説く必要もなければ、どこの書店にもこれらを解説した多肉植物の栽培指南書(後述)が置かれています。
つまり、普及種があることでより多くの人へ「多肉植物」や「サボテン」を認知させるキッカケにもなり得るのです。
「普及種」といえど、ただの「普及種」じゃない
ところが「普及種なんて、いまやどの園芸店にも置いてあるし、なんなら某百円均一でも取り扱ってるだろ!わざわざ大混雑する会場に足を運ぶ必要なんてあるのかよ!」
と思われる方もいるかもしれませんが、「ビッグバザール」の普及種はちょっと違います。
普段、そんな園芸店やスーパーなどでお目見えする普及種よりも、もう1段階、希少で高品質な植物が並んでいるのです。
要するに、「ビッグバザール」に行かなければ買うことができない植物を手に入れることができるのです。
ここらへんをもっと詳しく。
現代はインターネットが発達し、どこにいようがあらゆるモノを買える時代です。
ところが「生き物」である植物は工業製品のように、同じものがひとつとしてありません。
元気がないもの、病気にかかっているもの、なぜか小さいもの、色や形がバラついているもの…。
植物の健康を図るバロメーターは挙げれば数限りなく存在するのですが、いまだにネットではそれらを推し量ることができません。
が、自分の足で会場に訪れ、自分の目で確かめれば、そのすべてができるのです。
ゆえに自分の目で確かめるという「ひと手間」が実はものすごく重要で、ともに永く時間を過ごす植物であるのなら失敗したくはありません。
そんなときに「ビッグバザール」などのイベントです。
日本各地から多くの植物業者が一堂に集結。
もしも同じ商品があれば、健康状態や値段などを比較しながら選ぶことができるのです。
だからこそ、こうしたイベントに参加すればするほど、品質の良い植物を見極めることができるようになる。
並んでいる植物も、スーパーの素人店員が栽培・管理しているわけではないし、生産者から直接買うことができるので、自ずと質も高い。
結果、僕らユーザーは失敗が少なくなり、ますます植物が楽しくなってくるのです。
多肉植物の人気は収束しつつある?
会場内を回っていて感じたのは「コーデックス」など一時期、爆発的にもてはやされた植物群の高騰が収まったのかな?ということ。
だからといってめちゃくちゃ安くなったとは言いませんが、ひと頃よりも若干、価格が低くなった印象を受けました。
いや、そもそも多肉植物の人気は徐々に収束しつつあるのではないか?というのが僕の実感です。
きっと、ブームが一巡したのではないでしょうか。
2016年。
夏のビッグバザールに参加した後、僕はこんなことを書きました。
今回のビッグバザール。感想を述べるとピークは過ぎたのかなぁと感じました。多くの人でごった返す午前中での参加者ではないので、そこらへんの実感は伴っていません。あくまでもこれは僕の直感です。
ピークが過ぎたと感じる理由に、ロケットエンジンのように大量の燃料をある一時期に使い果たし、それ以降は飽きて植物を枯らしてしまうようなタイプの人がいます。今回は、こんな人たちの参加が減ったように思うのです。燃料が切れ始めたのかな?
(中略)
数年前からそのような人たちの流入が多くなってきた感があり、それでも同じ趣味を共有する仲間なので安易に批判はしませんでした。分母が増えればその分、その業界も発展するだろうし…。
ネチッこい性格の僕は、そういった人たちのブログやSNSの情報を収集しています(笑)が、最近、更新が途絶え気味に…。単に更新するのが面倒だけなら良いのですが、植物のその後が思いやられます…。
それでもこの一連のブームから、本当に植物愛好家になった人が多くいるのも事実です。僕もある意味では、そのうちの1人かもしれません。
きっとこれからが、本当に植物が好きか嫌いかの真贋が判明するのだと思います。ゆえに、この期間が過ぎれば、ある程度は多肉植物の流行が落ち着くのではないかと僕は見ています。
引用元: 夏の『サボテン・多肉植物ビッグバザール2016』へ!その概要とビッグバザールに行くメリット | ボタニカログ
要するに、流行っているからと一気に植物を購入してみたり、散々インスタグラムにアップ(笑)した後、管理しきれなくなって廃棄するなど…。
ブームに乗ることの方向性を誤って不用意に植物を枯らす人たちの存在がたびたび目についていた頃でした。
こういう人のことを当時の僕は「ロケットエンジン」に例えています。
ブームに乗ることは悪くはありませんし、同じ趣味の人が増えることではむしろありがたいこと。
けれど、(言い方はヨロシクありませんが)ミーハーばかりが押し寄せるのもどうかと思う。
自分の感性で「コレ!」と思った物を買い、ある程度の「知識」と植物と付き合う「覚悟」は必要です。
そのうえで今回は、このブームによる「ふるい」にかけられた、本当に植物を好きだと思える「濃い人」たちが集まっていたように思います。
逆に初心者の方からすれば、これは大きなチャンスです。
会場には年に4回開かれる、サボテン・多肉植物の「濃い」イベントが開催されているのです。
他の「濃い人」はどのような植物を購入しているのか、または会場で知り合った「濃い人」と植物談議に花を咲かせてみてもいいでしょう。
さらには販売ブースの「めっちゃ濃い人」も丁寧に栽培方法をレクチャーしてくれるので、気軽に質問してみてください。
僕も今回、かなり質問しました…(^^;
「第3回サボテンと多肉植物の即売会」の開催告知が!
さらにさらに。
今回で3回目となる「第3回サボテンと多肉植物の即売会」の開催告知も発見!
今回からイベント名を「Tokyo Succulent Fes(東京サーキュレントフェス)」とするそうです。
僕も初回から参加し、普段は小売りすることのないレアなお店も出店することから、毎回話題を呼んでいます。
しかもビッグバザールと同規模かそれ以上なのに、入場料無料!!
欠点は参加者の熱気で恐ろしく暑くなること(笑)。
是非是非、体調に気を配って参加してみてはいかがでしょうか。
次回の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」は…?
ちなみに。
秋の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」の開催は未定。
ちょくちょく国際多肉植物協会さんのウェブサイトをチェックしなくては!!
恐らく例年だと9月ごろの予定でしょうか…。
こちらも楽しみです♪
追記:次回「秋の~」は9月24日(祝)!
国際多肉植物協会さんのウェブサイトが更新されています。
次回の開催は、9月24日(祝) 午前9時(予定)〜16時(オークション 13時頃〜)とのこと。
会場はいつもの五反田TOCですが階数が記されていません。
今後の情報も要確認です。
ちなみに、次々回の「冬のサボテン・多肉植物ビッグバザール」の予定も告知されています。
いますぐ、スケジュール帳にチェックを!!