万能な多肉植物入門書。多種類を網羅した「基礎からよくわかる はじめての多肉植物」は買ってよかった!

初めて手に取った時、この網羅具合は凄まじいと感じました。

はじめての多肉植物 育て方&楽しみ方 (基礎の基礎からよくわかる)

「はじめての多肉植物 育て方&楽しみ方」を読んだ感想

凄まじい種類数を解説。ニッチな種類も掲載されてご飯がススム!

数多くの多肉植物栽培書は、多くて百種類ほどの多肉植物ぐらいしか掲載しません。ところが、この本ではなんと247種類もの多肉植物を掲載しています。それだけではなく、生長サイクル型や、英名(学名)までも記載されているので、この本一冊あれば、ほぼ多肉界隈の情報が入るのではないのかという充実度。

実際、この本の構成をざっくり説明すると、基本の栽培法、アレンジの仕方、種類ごとの育て方に大別され、構成の大部分が植物ごとの栽培方法を占めています。なので、初心者やある程度の経験がある人でさえも、コツや深い情報などにまで触れることができる。例えば、僕の大好きな多肉植物の『アドロミスクス属』の育て方。

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この本のほかにあまり見たことがありません(*01)。さすが、多肉植物の権威が集まる「国際多肉植物協会」さん監修の本だと感じます(*02)

本の約半分を占める種類ごとの栽培方法

なかでも、ページの半部以上を割いている種類ごとの栽培方法。たとえば「アロエ」であれば、アロエの全体的な概要を2ページで説明し、さらにその後の2ページで、アロエ科の各種類ごとに解説。

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そこには和名と学名(*03)・生育タイプ・越冬温度・育て易さと陽当たりの指標が示され、さらにはその種類の概要も書かれています。だから、多肉植物とはどういった植物があるのかと、多肉植物を俯瞰することができるし、興味のある多肉植物を探すためのカタログとしても使うことができるのです(*04)

この本は誰が読むべき本なのか

なら、この本はどういった人が読むべきか。網羅具合からすると初心者から中級(*05)まで、オールマイティに参考となり得る。さらには、コーデックスなどの専門店以上の多肉植物も扱っているので、ある程度栽培に慣れてきた方にも使える情報が詰まっています。

photo credit: tonrulkens via photopin cc

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タイトルこそ「はじめての多肉植物」となっていますが、多肉植物の種類や生態は広汎に渡ります。趣味の範囲を広げるたびに役に立つのではないでしょうか。

結論から言えば、多肉植物を買ったのなら、この本も購入しておこう。ずっと使えるから!ということです(*06)

読めばみえてくる、自分の好きなタイプ

ちなみに僕は、この本にある「センペルビブム(*07)」の「オディティ(Sempervivum ‘Oditi’)」の葉が気になりました。葉が円柱状になっていて、少し不気味。耐寒性があるということも書かれているので、育てやすそう…。こんなふうにして、読めば読むほど「植欲(植物に対する欲求)」が高まっていきます…。

価格もそれほど高くはないので、手軽に購入できるのもうれしいトコロ。買ってよかった本の一冊です!

この記事の脚注

  1. 古い多肉植物の栽培書に掲載されているのは読んだことがありますが… []
  2. ちなみにこの本。僕は国際多肉植物協会さんの主催する「サボテン・多肉植物ビッグバザール」にて買いました。うへへ []
  3. 和名ばかりが先走って学名がない本がたまにありますが、学名がないのは如何なモノか!と僕は思います []
  4. もっとも、種類ごとの栽培法コーナーは、「花のようなロゼットタイオウ」とか「葉がユニークな個性派タイプ」などと、姿形で大別されているのも注目すべきポイント []
  5. 植物を栽培することに階級なんてないけれど、敢えて表現するのなら []
  6. インターネットやIT系の本は年数がたてばすぐに使い物にならなくなりますが、園芸関係の本は30~40年前の本でも割と使える。1回購入してしまえば「本と友達」になれるくらい、使い倒せます []
  7. センペルビウムと呼んでいたけれど、正確には「センペルビブム(Sempervivum)」なのですね。

    photo credit: Gilles Gonthier via photopin cc

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    この本を読んで気づいたことの一つです。まぁ結局「センペル」って略して呼ぶんだけれど(笑) []

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