冬はすぐ目の前!チランジアの冬越しはどうしたらいいの?

昨年より今年まで、僕の中でチランジア・プチブームが興り、我が家には突如として風に揺れる植物「エアプランツ」が増えました。

ただ、このブログで何度も書いている通り、僕はエアプランツの類を育てることが苦手。
なんとか、不安だった夏を越すことができましたが、越冬はほぼ始めて。

なので、僕の備忘録も兼ねて、ここにチランジアの越冬方法を記録しておきます。

越冬のための知識の準備

ネット上の越冬方法

さて、ネット上にある越冬法としては、

  • 5℃になるころに日のあたる温室にしまう
  • 温室に入らなかった植物は、育成蛍光灯などで光を当てる
  • 日中の暖かい時に、水を与える

など、冬越しの方法としては、結構似通っている部分もあり、なんとなくイメージが掴めました。でもウスネオイデスなんか、丸めなければ温室に入りませんし、育成蛍光灯もそれほど普及しているとは思えません。それゆえ、まだまだ心配。

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箱根芦之湯フラワーパークで購入したウスネオイデス。いまも元気デス。

困ったときの『ブロメリアハンドブック』

そこで、いつも困った時に紐解く藤川さんの「ブロメリアハンドブック」。

ここには、

「冬越し」の方法

ティランジアは最低気温が10度をきったら室内へとりこみ、光の差し込む窓辺で管理します。

(中略)

10度以下まで下がってしまう場合は、週に1~2度程度霧吹きで株を湿らせてあげます。5度以下まで温度が下がってしまう場合は、水遣りを極力控え、株の乾き具合を見ながら10日に1度程度、霧吹きで濡らして乾かし気味に管理して下さい。

引用元:エアプランツとその仲間たち ブロメリアハンドブック

とあります。

サラッと記述されていますが、重要なのは「部屋に取り込む」こと。外で雨ざらし、風晒しにしておくと、チランヂアが茶色くなって枯れます。思いのほか耐寒性の低い種類が多く、冬を越すためには室内へ取り込むべきです。

というのも、2016年の冬。僕は大量にチランジアを枯らしてしまいました…。その原因は室内への取り込みを怠ったため。関東の比較的暖かい地域では10月ごろから室内へ取り込むことを考えた方が良いかも。

水遣りを控えるのもひとつの手

さらには、植物は水遣りを控えると、体液の濃度が濃くなって寒さに強くなる、なので冬場は水遣りを控えめに…と続きます。

なるほど、寒さで植物を「シメる」ということか…。このシメる越冬方法って、あらゆる植物に応用できるのだなぁ、と感じます[*01]。

photo credit: Mt. Fuji via photopin (license)
photo credit: Mt. Fuji via photopin (license)

そろそろ気温もぐっと低くなる。富士山も冠雪し、いよいよ冬が来る…!我が家[*02]の多肉棚も、知識と越冬用具を準備しなければ。

  1. 多肉植物にも応用可能だし、この原理でキャベツをしっかりと結球させるとともに甘みが増すとも聞いたことがある []
  2. 神奈川県 []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。