前回、「入谷の朝顔まつり」で、欲しかった「咲き分けの朝顔」を購入したと、記事を書きました。
そして先日。というか翌日。我が家に待望の咲き分けの朝顔、その名も「マジックオーシャン」が到着しました!!
咲き分けの朝顔が我が家に到着!
よだれを垂らしながら段ボールを開封する…という儀式めいた行為をするのがひとつの楽しみでしたが、家人が気を利かせて開封し、水やりをしてくれたのです。良かった、良かった…(;’∀’)。
ということで、仕事から帰ると「あんどん造り」という仕立て方で、葉がモリモリと繁茂しているアサガオが玄関先で僕を待っていてくれたのです。
テレビに映し出されたアサガオそのまんま。
ミーハーな僕は「これ、テレビに出たやつじゃねぇ?」と興奮気味に騒ぎましたが、家人からは「知るかよ」の一言。そりゃそうだ、知りようがありません。
さて、前回の記事にも書きましたが、今年はこのアサガオを地植えで栽培しようと考えています。鉢植えで育てるよりも地植え栽培のメリットが多いのです。
その理由として、
- 水やりを忘れても、葉が萎れることが少ない
- 鉢替えを考慮する必要がない
- 台風で鉢が倒れることがない
- ツルを巻き付けるのが楽かな?
というところ。以下、ひとつひとつ解説していきます。
水やりを忘れても、葉が萎れることが少ない
アサガオを購入時の鉢でそのまま育てる場合、基本的には朝・夕の2回水やりが必要…といわれます。少なくとも1日に1回は必要です。
昨年、僕は咲き分けとは違う種類のアサガオを栽培しましたが、水やりをよく忘れました。そうすると、お昼ごろには葉がシワシワになり、どんどん萎れていくのです。
しかも、アサガオの置き場所は日に当たる場所がセオリー。そうするとどうなるのか、想像に難しくありません。
習慣になってしまえば何ともないのですが、お盆休みなど、長期にわたって家を空ける際はさすがに不安です。そんなときには、ペットボトルの給水器などで水やりを補完するといいのですが、それも限界があるし…。
そう考えた時に、行きつく先が「地植えにすること」だったのです。
鉢替えを考慮する必要がない
さらに、購入時の鉢植えそのままに栽培していると、夏のあいだにどんどん伸びる根っこで、すぐに鉢がパンパンになります。
こうなると「根詰まり」という状態に陥り、水切れを起こしやすくなったり、根が呼吸できずに弱ってしまいます ((僕の場合、鉢底から飛び出す根が目立つようになってきたら、鉢替えのサインだと認識しています))。
その点、地植えならアサガオの伸びるがままに根を伸ばすことができます。
台風で鉢が倒れることがない
また、夏は台風のシーズンでもあって、ツタを這わせる支柱を組んだ鉢は、面白いように倒れます(笑)。鉢が重ければその心配も少ないのですが、伸びてくるとどうも不安定になるのです…。
この場合も地植えであれば、強い風を受けて株が折れる心配はあるけれど、しっかりと固定された支柱に巻き付けていれば、折れる心配は少ないです。
が、台風が接近したら、雨風の受けない場所に避難させることができる…というのは鉢植えのメリットですね(笑)!
ツルを巻き付けるのが楽かな?
その他、支柱の棒も地面に深く突き刺したりすれば、その分、強いですし、庭であれば近くのフェンスに巻き付ければ、支柱よりも強固な場所にツタを這わせることができます。
それなら、鉢をフェンスの近くに持って来ればいいということにもなります。が、庭があるのなら、上記のことを勘案しても地植えのメリットのほうが多いのですよね(笑)。
そしてアサガオは地面に植わる
その結果、我が家のアサガオは…。
ただいま地植え栽培中。ツルは後ろのラティスにでも巻き付けようと考えています。
次の目標はタネの採取。でも花が咲かないんですケド…。
今日の記事はただ、このことを伝えたかっただけですが、長くなってしまいました…(笑)。
次の目標は「種を採取すること」。そしてまた来年も、立派に「咲き分け朝顔」を咲かせてみたいのです!!
ところが最近は、何故だか花数が少なくなっています。
朝顔は短日植物。夜に光が当たると、花の数が減ってしまうのでしょうか…。調べる必要がありそうです。
とにもかくにも、朝には大輪の、何とも言えない美しい模様を携えた花が僕を送り出してくれるのです…。アサガオなんて小学生が育てるモノだ…。そんな風に感じていた頃の僕がいかに無知で幼稚だったのか、反省せずにはいられません。
追記:咲き分け朝顔大繁茂!!!
その後、地植えにした咲き分けの朝顔はグングンと生長。
目論見通り、後ろのラティスに巻き付くまでになりました。
結果、11月下旬ごろまで花が咲き、ずいぶんと長く楽しめました。
そして思ったこと。
- 花が「これでもか」というほど、バンバン咲く
- タネはできるけど、ものすごく小さい
→発芽するのかビミョーなので、採取しませんでした - 一般的な朝顔とは違い、西洋アサガオらしく、生命力が旺盛。
→冬を迎え枯れた後、巻き付いたツルをラティスから取り外すのに一苦労
といったところ。
地植えにしたら驚くほど繁茂し、逆に手を焼く結果となりました(^^;。
鉢植えで栽培し、コンパクトに控えめに育てるのも、ある面では良いかもしれません。
一方、横で栽培していた一般的な朝顔(発芽するまでの栽培記録はコチラ)は至って普通に生長。
咲き分け朝顔のように大繁茂することなく、風情ある大きさにまとまっていました。
とはいっても、咲き分け朝顔のように花がたくさんつくことはなく、花を楽しむのなら断然「咲き分け」かと思います。
生育環境や楽しみ方を考えて、それぞれ栽培することがベストかもしれません。