『世界らん展日本大賞2016』へ行ってきました!蘭を良く知らなくても楽しめる。だからこそ…。

今回が2回目の参加となります。

世界らん展 日本大賞2015

世界らん展日本大賞2015 今回のテーマは「都会の真中の楽園」!東京の真中に位置する東京ドームに、たくさんの蘭が咲き誇る楽園を再現します。

www.jgpweb.com

前売り券を買おうとスケジュール帳にも書いていたのに、思いっきり忘れました。

世界らん展日本大賞2016へ行ってきました!

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仕方がないので、前売り券よりも300円高い、2,200円の当日券を購入し、入場。

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率直な意見ですが、人が多いこと多いこと

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僕の感覚ですが、60代以降の方々が多く来られているような気がします。もしかしたら日本の園芸界はこの人たちによって支えられているのかも…。

ハワイアンズのポリネシアンショーを撮っていたら…

なんてことを考えながら、会場内をウロウロ。そうこうしていると「ショーがはじまるからステージ前に集まって!」とのアナウンスが入る。何だろうと行ってみると、ハワイアンズの「ミニポリネシアンショー」がはじまったのです。

これは面白そう!

そう思い、一眼レフを構え、重い思いをしながら望遠レンズでバシャバシャと撮る…。さぁ、ここから佳境に入るぞ!とシャッターを押す!…押せません。

何だろうとモニターをみてみると、なんと電池切れ。

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らん展に来て、蘭を撮る前に一眼レフの電池が切れてしまったのです。もう踏んだり蹴ったり…。

今回の「日本大賞」はパフィオ!

まぁ、どうでもいいハナシはここらへんにして…。らん展を記録して参ります。

ネタバレ要素含みます

まだ行かれておらず、読みたくない方は、この記事後半の『並ぶか並ばないかはあなた次第、「世界最大の蘭と最小の蘭」ブース』だけお読みください。

まず観たかったのが、日本大賞。みんなコレを観に来ているはずであって、大賞前のブースは大賑わい。

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ぱっと見上げると、そこには大輪の黄色いパフィオペディラムが。

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そうです。今年はパフィオが大賞に選ばれたのです。

30年間蘭と向き合い、悲願の日本大賞

先日投稿された趣味の園芸のコラムには、

注目の日本大賞は、東京オーキット・ナーセリー(東京都世田谷区)、高橋靖昌さん出品のパフィオペディラム・エメラルドフューチャー’ギャラクシー’。

(中略)

ラン栽培30年の高橋さんの技術と情熱が結晶した、大きさ15.5センチのグリーンの花。とにかく花が大きくて端正です。誰もが知っているおなじみのパフィオペディラムで、これほど見事な花を咲かせるとは……!! ランづくりのプロも園芸ファンも、誰もがその花を見た瞬間、姿、形、色、大きさ等、花のクオリティーに驚き称賛した、納得の第一席入選でした。

引用元:2016年「世界らん展日本大賞」開催中!~大賞受賞花はパフィオペディラム・エメラルドフューチャー’ギャラクシー’|トピック&ニュース|みんなの趣味の園芸

とあり、さらに読売新聞には、

第1回(1991年)から26年連続で出品し、悲願の最高賞・日本大賞に輝いた。一昨年は優良賞(3位)、昨年は優秀賞(2位)と一歩及ばず。東京都内の自宅で吉報を受けると、男泣きに泣いた。「すげえうれしかったよ」。べらんめえ調に思いがこもる。

受賞花はパフィオペディラム属エメラルドフューチャー。凛として咲く一輪の黄緑色の花が上や左右に広がり、銀河を意味する「ギャラクシー」と名付けられた。この品種の交配に力を入れており、「普通はここまで開かない」と審査員をうならせた。

引用元:世界らん展で悲願の日本大賞 高橋さん : 大手小町 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

ともありました。日本大賞に輝いた蘭を作出した高橋さん。実は、この世界らん展の前には手術が決まっていましたが、それを延期。山梨の農場から選出したのが今回の蘭だったそう。

病気を圧してまで、さらには26年間連続で出品するとは、その情熱たるや凄まじいものを感じます。

確かに面白い!「蘭おもしろコーナー」

また、今回の見どころのひとつにこんなブースがあります。

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香りを体感するコーナーや動物にみえる蘭の展示コーナーなど、いくつかのブースに分かれています。

ここには、蜂に見える蘭や

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蜘蛛に見える蘭、

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そして今年の干支は「サル」ということで、猿にちなんだ蘭なども展示されていましたよ。

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う~む、僕には「サル」に見えなかったのですが…。

並ぶか並ばないかはあなた次第、「世界最大の蘭と最小の蘭」ブース

それと、まだ会場に行かれていない方に、要注意事項をお伝えします。会場でひときわ長蛇の列が作られているブースがあります…。

それは「世界最大の蘭と極小の蘭」という展示ブース。

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先に答えを書くと、世界最大の蘭は「グラマトフィラム属スペシオサム」という蘭。

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こちらは植物関連の本でよく目にします。極小の蘭は「ボルシェラ属モーディ」・「スペックリニア属シュデリー」など3つの蘭が展示されています。

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…で、みれるのはこの4種類の蘭のみ。実はこれを見るのに、20分以上行列を並びました…。長い行列をつくりながら、上野動物園のパンダよろしく、じっくりと観ることができません

それならば、他のブースにある蘭を観る、あるいはお買い物を楽しむなど、別の時間に使えるかもしれません。まぁ、そこは僕がとやかく言うことではありませんが、ご判断の材料になさってください!

入場者数が多いのも納得。だって楽しいから。

他にもいろいろと面白いコーナーがあり、これはブログに載せよう!と思っていましたが、あまりにも長くなってしまいます…。なので、細々とした内容は僕のGreenSnapにてお伝えできればと思います[*01]。ぜひご覧ください。

長くなってしまいましたが、蘭が好きな方でも、あまりよく知らない方でも、結構楽しめます。なにより蘭の知識が増え、好きになる

そして、蘭の栽培というのは、一生を賭けても時間が足りない。深く入り込もうとすれば入り込めてしまう。種類も多いうえ、それだけ分野としてのキャパシティが広く、世界中の老若男女を虜にしている理由もここらへんなのだろうと感じます。

冒頭でも書きましたが、平日でさえも多数の入場者で賑わうのも納得です。蘭に関してはあまりにも無知ですが、世界らん展は勉強になる。だからこそ、来年もまた参加しようと思います!

  1. こういう使い方もできるんですよ []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。