追いやられる海浜植物、ハマボウフウ

大磯の海岸。

絶滅に瀕する海浜植物「ハマボウフウ」

ぽつりと咲いた花

これも、ここだけにしか生えていませんでした。

調べると、近年その数が減少してきている「ハマボウフウ」という植物のようです。

Wikipediaには、

かつては各地の海岸で知られていたが、海浜の侵食(河川護岸・川砂採取などによる砂の供給量減少が原因と見られている)等で、近年自生地が著しく減少している。福島県ではレッドデータブックに記載されている(福島県における評価は絶滅危惧II類)。原因としては、海岸線が開発されて分布できなくなった、食用・薬用として採取し尽された、などが考えられる。後者については、民間療法薬としてもてはやされ、糖尿病に効果があるなど、様々な俗説が広まってしまい、乱獲に拍車をかけている可能性がある。

引用元:ハマボウフウ – Wikipedia

とあります。ここではいろいろと効能らしきものが書かれていますが、糖尿病に効果があるとは、言いきれないようです。

さらに、このハマボウフウ、いまが旬のよう。

とくに若芽が美味しいとか。たまに市場にも出回るそうなので、お店で見つけたら食べてみよう。そして、自生しているものは取らないようにしよう

追いやられる「ハマボウフウ」

このように海に生える植物を「海浜植物」というのですが、浜の浸食や開発などで棲む場所を追いやられているそうです。

また、そういった海浜植物の保全に取り組む団体も数多くあり、貴重な植物であると知りました。今後、重点的に海へ行ってみるのも勉強になるかもしれない…。

お目当ての「タイトゴメ」などもまだ見つけられていませんし…。

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。