【花見頃】アロエの群生続く遊歩道を歩く。『白浜アロエの里』へ行ってきました!

前回投稿した「南伊豆アロエセンター」。斜面いっぱいに群生アロエの花が咲く景色はまさに「絶景」!

…なのですが、伊豆にはアロエに関するスポットがまだまだあります。次に行ったのは美しい海水浴場で知られる「白浜」の近く。

『白浜アロエの里』へ行ってきました!

「アロエまつり」に間に合わなかった…(泣)

下田市の「白浜アロエの里」です!

実は訪問当時、「白浜・アロエの花まつり」なるものが開催されていたのですが、東名高速道路でのトラック火災と、南伊豆アロエセンターで興奮しすぎたことが災いし、イベント終了時刻に間に合いませんでした…。せっかくここまで来たのだからと、とりあえず行ってみることに。

到着時間は16時30分。イベントは何も行われてはいません。そのうえ駐車場の施錠は17時まで!これは急がねばと、会場周辺を散策しようと車を降りる。

と、その瞬間。

原付に乗ったおじさんが颯爽と登場し

海辺のおじさん

もうここ閉めるから!クルマどかして!!

とのお声がかかったのです。駐車場からアロエの群生がみえるのに、まだしっかり見ていない…( ;∀;)。仕方がない、このまま帰るかと残念そうにしていると、

海辺のおじさん

別に長くはいないんだろ!クルマはそこの駐車場に置いてていいから!

地元の方なのでしょうか。暖かい心遣いに震えました(笑)。近くの作業小屋(?)の駐車場に少しだけ車を駐車させてもらい、いざ散策!

すでに陽がかげり、あたりは薄暗くなってきました。それでもこの景色!

海辺とアロエ、まさに南国

なぜこの場所にアロエが植えられたのか?

伊豆白浜観光協会のウェブサイトには

白浜にアロエがもたらされたのは明治時代の後半、白浜の漁師さんが南の島から持ち帰り、それが増えていったと言われています。
アロエ群生地となった白浜の板戸地区は「アロエの里」と呼ばれ、花の咲く時期になると一面が真っ赤に染まるほどきれいになります。

引用元: 伊豆白浜観光協会: 白浜の観光とイベントのご案内

とあります。南の島とはどこなのでしょう?気になるところは多々ありますが、伊豆に数多くのアロエが生えた歴史は不思議。調べてみると面白いかもしれません。また、白浜アロエの里については

20数年前にこのアロエを使って村興しをしようと、伊豆白浜でも特にアロエの多く自生していたこの場所をアロエの里と名づけて村人が手入れしたものです。

引用元: アロエの里_アロエの花まつり開花情報

とのこと。アロエの里は地元の人たちの手によって観光地化されたそう。

細かなメンテナンスで支えられる観光スポット

霜が降りたり、雪が降る場所では冬越しの難しいアロエ。この場所に渡来した謂れは諸説あるそうですが、その群生を見られるとは奇跡なのか、偶然なのか。

もともとキダチアロエは南アフリカ産の植物であり、日本での露地栽培はいろいろと手間はかかるはず。それをみてとれるのがこの部分。

葉の重みで倒れてしまうのを「吊る」形で支えています。その他、潮風に倒れないように衝立を設置していたり、いくつかのメンテナンスの後がみてとれます。地元の人の幾多の手間で支えられているのです。

また、キダチアロエだけでなく、数種類のアロエが植えられ、樹木状のアロエも。「アフリカーナ」でしょうか。

しっかりと戸外でも栽培でき、こんなにもスタイリッシュな姿を目にできるとは驚きです。

アロエ遊歩道、その先へ

そして「アロエ遊歩道」のさらに奥へ。薄暗くなり、コウモリが飛び交うのはちょっと怖かったのですが、それもある意味、非日常の体験。

その先にアロエが植わっているのか分かりませんが、入り口からおよそ500メートルくらいの場所。どうやら台風の影響で遊歩道が崩壊し、立ち入り禁止に。

足元も見えずらくなったので早々に引き上げてきました…(^-^;。

2018年1月8日まで「アロエの花まつり」開催中

そういえば。「アロエの花まつり」の会場であるこの場所に、こんな掲示物がありました。

いろいろと面白い催し物があるみたいなのですが、開催時間内に到着できなかったのが惜しまれます…。

それでも、関東の避暑地としては気軽に行くことができる場所。今年(2018年)の年末年始はまた、伊豆で過ごし、このイベントに足を運んでみたいものです。もちろん、まだ「アロエの花まつり」の開催時期内ではあるので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。アロエの花も見頃です。

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。