東京オリンピックの新エンブレム。僕は断然、アサガオのD案が良い。

東京オリンピックの新エンブレム。絶望的にダサいとも評されているD案(晴れやかな顔、花咲く)が、僕の中では絶対的に好きかな。植物が好きっていう贔屓目なところはあるんだけれど…(笑)

朝顔モチーフのD案が良いと思う、その理由

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オリンピックを花と緑でどう演出する?

いま、オリンピックを園芸側の視点から、どう演出するのかが問題になっています。「みんなの趣味の園芸」というSNSに、こんな記事がありました。

その昔、園芸力の高さで西欧を驚かせた日本。それだけに2020年、世界中から集まる選手や観戦旅行者を花と緑でもてなしたいと願う一方、競技が行われる期間、酷暑と多湿に負けない、日本らしい園芸植物はあるのだろうかと考えてしまいます。

例年なら暑さが最も厳しく、湿度も高い時期に、競技が開催されるからです。まさに日本の園芸力が試されます。

「グリーン情報GardenCenter」(vol.458/2015年11月)の連載「東京オリンピック 花と緑のおもてなし」に気になる記事がありました。園芸資材会社社長・伊藤孝巳さんによる「大切なのは魅せる技術!!」という寄稿です。

その記事には、前々回2008年8月に行われた北京オリンピックで、なんと1億5,000万という花株が使われたというのです(日本の総人口1億2,600万人あまりを凌ぐ数字です!!)。

伊藤さんに取材したところ、中国ではオリンピックや国際博覧会などの際、大量の花を沿道に植え込むのだそうです。さらに続けて伊藤さんは、「花にとって厳しい7月に量を確保するのは大変です、むしろオリンピック会場で花や緑をみせる技術やディスプレイが大切なのではないでしょうか」と語っていました。

引用元: 日本の園芸力で世界をおもてなし~2020年東京オリンピック&パラリンピック|トピック&ニュース|みんなの趣味の園芸

会場周辺や関連施設に、彩り豊かな花や緑で飾りたい。けれど、果たして日本の高温多湿な環境に適した植物はあるのか…。

はたまた、北京オリンピックでは1億5000万もの花が使われたといいますが、日本にそれほどの量を集める場所と力はあるのでしょうか。上記の記事にはほかに、植物の改良や栽培への猶予はないとも書かれています。

晴れやかな顔、花咲く(はれやかなかお、はなさく)

そんな中で、新エンブレム案にアサガオの登場です。一目見たとき、すぐになるほどな!と感じました。

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公式サイトにはこのようにあります。

D. 晴れやかな顔、花咲く(はれやかなかお、はなさく)

「自己ベスト」を尽くすアスリートと、彼らをたたえる人々の晴れやかな表情。その感情の動きを、空に向いて開花する朝顔(英語名:morning glory)に重ねた。朝顔の種が芽を出し、蔓を伸ばして花を開き、再び実を結ぶ成長の過程が、大会への期待感や次世代への継承を示している。
江戸時代に流行し、子どもから大人まで広く親しまれてきたこの花が、2020年への気持ちを高め、世界から訪れる観客を日本中でお迎えする。

引用元: 最終候補作品に関する意見募集|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

もっとも、朝顔はヒルガオ科の植物で、仲間は世界中に自生しています。なので、比較的スムーズに、かつ多くの外国の方に受け入れられるのではないでしょうか。

江戸時代に大流行!日本の古典園芸にルーツあり!

さらには江戸時代。朝顔の栽培が流行し、庶民がこぞって熱中しました。その中で、黄色い朝顔が存在したという伝説もいまに伝えられています。江戸の園芸文化を支えた朝顔は、日本を代表する植物と言っても過言ではないと思います。

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また、夏の暑い時期に開花するため、まさに実物を開催中の会場周辺で見ることができるのも良いところ。とくに、東京オリンピックが開催されるエリアでは、朝顔の聖地があります

日本最大の「入谷朝顔まつり」(東京都台東区)の長恒男実行委員長(84)は「テレビを見ていて(D案が)朝顔に似てると思ったら、本当に朝顔がモチーフで信じられなかった」と明るい表情。朝顔まつりは、毎年7月6日からの3日間で約40万人の人出でにぎわう。上野や浅草に近いため年々外国人観光客も増えている。五輪前年の19年には70周年の節目を迎えるため「本当にD案に決まったら、70周年の時に五輪を盛り上げる何かをやりたい。夢です」と思いをはせた。

入谷朝顔組合の半谷善之組合長(59)は「夏の大会なので朝顔が咲いている時期と合う」と笑顔。特に近年人気が高いのは、えび茶色の花弁が特徴の朝顔「団十郎」。江戸時代、歌舞伎役者市川団十郎が粋に着こなした地味な茶色が由来で、13年の東京国体で「東京ならではの花」にも選ばれた。採用作品が決定する25日の結果次第では、桜と並ぶ日本らしい花として世界的に注目される可能性がある。

引用元: 夢膨らむ朝顔市 東京五輪エンブレム「D案」アンケートで人気 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース

ゆえに園芸界にとっても経済的に大きな影響を与えるのは想像に難くありません。そして伝説の黄色い朝顔の開発が進み、復活ともなれば…(笑)

老若男女、分け隔てなく…。

それに、何よりこのデザインであれば、老若男女隔てなく好まれるように思うのですが…。僕は断然、D案が良いなぁ。

  1. 開催日は7月6日(月)~8日(水) []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。