新型コロナウィルスの「デマ」で納豆を大量に買い込んだ人へ、オレの話を聞け!!

久しぶりに「納豆」について記事を書こうと思います。
理由は、またしても「買い占め」「買いだめ」に納豆が標的となっているから。

3回目の「納豆品薄」騒動によせて

なぜいま納豆が品薄なのか

改めていうまでもありませんが、当ブログは「植物ブログ」であると僕は自負しています。
過去2回ほど、「納豆」について記事を投稿してきました。
その結果、複数回、テレビ局から取材のお話が来ましたが、どれも「納豆」についてでした。
おいおい、植物のハナシじゃないんかい!と丁重に、すべてお断りさせていただきました…。

無駄話はさておき、今日(2020年3月3日)現在、納豆が品薄状態になっています
僕もそんな噂を聞きつけ、スーパーの棚を見てみましたが(もちろん日常、消費する分を買いに)品揃えは皆無に等しく、スーパーのプライベートブランドの商品と、マイナーな商品のみが置かれているという惨状。

そもそもなぜいま、納豆が品薄となっているのか。
明確な情報源を確認できませんでしたが、ネットなどではどうやら「免疫力をつけてコロナウィルスに罹らないようにしよう」ということらしい。
免疫力を高めるために有効なのが「納豆」だと、やり玉にあがったようなのです。

また、ニュース記事でも取り上げられたことが原因だという見方も。

新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、全国の小売店でトイレットペーパーやティッシュペーパーの買いだめが相次いでいる。デマの拡散によるものとみられ、業界団体は冷静な対応を呼び掛ける。買いだめは米やパスタ、缶詰などの備蓄品や納豆にも及んでおり、感染拡大の影響が広まっている。

引用元:トイレットペーパー品薄 米、納豆、カップ麺も メーカー「在庫十分。安心して」 – 毎日新聞

真偽不明な情報から不安がうまれ、そこから立て続けにモノが品薄となる。
それがSNSやニュースで取り上げられると、ただ「なくなりそうだから」とのことで、意味もなく買い漁る。
結果、必要な人に届かなくなるというカタチ。
これに似たこと、以前にもありました。

以前の「納豆品薄」騒動で書いた記事

2007年のこと。
某テレビ番組が「納豆を食べるとやせる」と取り上げたことによって、センセーショナルに買い占めが起こったのです。
離乳食が納豆だった僕はそれまで、食べたいときに納豆がないという経験がありませんでした。
だからこの騒動には、ことさら戸惑ったのです。
納豆を食べることがすなわち食事をすることに等しい…。
そのくらい朝晩と消費していたので、心底、苦労した記憶があります。

そのときのことを恐らくmixi(懐かしい)か何かに投稿しようとして書き溜め、2013年にサバ缶が流行ったときに当ブログに投稿

先述の通り、思いもよらぬ反響があったのです(笑)。

オレは人生を賭して納豆を食べているんだよ!

で、本題に戻ります。
結論を書くと、この騒動で買った納豆、最後まで全部食べろよ
と僕は言いたい。

僕は30年以上、納豆を食べ続けています
そうなると

  • 味で納豆のメーカーが分かる
  • 色と味で適切に運送されたか、あるいはスーパーにおける納豆の管理状況が分かる
  • 味で納豆メーカーの哲学や商品開発の方向性が(なんとなく)分かる

ようになりました、マジで(笑)。
なんなら、納豆の味覚が正常であるかどうかで、その日の自身の健康状態を探るバロメーターにもなっています
つまり、人生を賭して納豆を食べているといっても過言ではありません

だからこそ納豆がないと、生活のリズムを崩すのです。
しかも普段、基準として食べている納豆の銘柄があり、その味を覚知することで体内リズムをリセットするという節もある。
冗談抜きで(半分冗談だけど)死活問題なのです。

納豆はあらゆる要素が絡み合った奇跡の賜物

そもそも納豆は買いだめには向きません
理由は、

  • 時間が経てば「アンモニア」のような臭いが発生し、風味が損なわれる
  • わりと大量には食べることができない

から。
納豆は一定以上(10℃以上)の温度に晒されるとアンモニアを生じさせ、食べると鼻に抜けるような刺激を感じることがあります。
さらに表面に白いツブツブがあらわれ、シャリシャリとした食感となり、明らかに風味に欠ける。
僕の周囲にはその変化を知覚しないひとがいますが、それは恐らく人生において「食べる納豆の総量が少ないから」であり、「修行が足りない」。
その変化がわかってはじめて、納豆メーカーが開発するスタンダードな美味しさを理解できるのだと考えます。

そう。
納豆はメーカーによって味が違う。
粒の大きさも、原産国も違う。
醗酵度合も菌による特性も違う。
付属する「タレ」や「カラシ」の材料も違えば、本体に比例する量も違う。
そして「タレ」や「カラシ」をどのくらい納豆に混合するかによっても、だいぶ味が変わるのです。
納豆の美味しさはあらゆる要素が複合的に糸を引きながら(?)絡み合い、奇跡的にあのパックにおさめられているものなのです!

その妙なる完成品を僕らは当たり前のように食卓に挙げていますが、自前であの味を出そうにも、恐らく無理でしょう。
それを100円そこらで購入でき、かつ変わらぬ美味しさを保つメーカーによる不断の努力
これらの賜物をなんのフィソロジーもなく買い占める浅ましさ
ほんとうに腹立たしい!!

最後に

ということで、今回の騒動で納豆を大量に買い占めたひとへ。
僕の思いが届くかは分かりませんが、この記事を読んでいたら、少しでも良いから思いを馳せてほしい。
この国でいま、美味しい納豆を当たり前に食べられる奇跡を!
納豆の粒ひとつひとつの奥底にある、得も言われぬうま味を深く噛みしめて…。

話が長くなりましたが、フツーに考えて、ほんとうに納豆が好きな人なら買い占めはしないよね、ということを僕は書きたかったのです…。
僕のようにライフスタイルに溶け込んで、納豆を消費している人は数多くいるはずです。
意味もなく、なんの根拠もない情報に踊らされて大量に買うのはやめましょう
というか、やめてください。困ります。

そうそう。
付け加えるなら、ことほど左様にほぼ毎日納豆を食べる僕でも、新年早々、インフルエンザにり患しました。
納豆を食べる事よりも、適度な運動、十分な睡眠、そしてバランスの良い食生活が重要だと僕は思うのですが…。

以上。
ここまで読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m。
そして今日も、品薄になる前の納豆を美味しくいただきました。
すべての納豆関係者の方へも、お礼を申し上げます。
ありがとうございます。

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この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。

『趣味の園芸』6月号に載ってます

『趣味の園芸』2020年6月号の「ディーププランツ入門」のコーナーに取り上げていただきました!

趣味の園芸でアドロミスクス!?

ベンケイソウ科多肉植物の一種である「アドロミスクス」は僕が園芸にのめり込むことになったキッカケの植物。
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