中井町の厳島湿生公園。名札が立っている「ミゾソバ」よりも気になる植物が…。
なにこれ。くっつき虫?とげとげした実が妙にカワイイ。
小さな花も咲いているし…。
実の固さはどのくらいだろう…。摘まんでみます。
想像通り、やや固め。「草」って感じの実でした。
帰宅後、インターネットで調べてびっくり。これ、「キツネノボタン」と言われる有毒植物らしいのです…。Wikipediaには、
同じキンポウゲ属のウマノアシガタやタガラシと共通する成分(ラヌンクリン ranunculin)を含む有毒植物であり、誤って食べると口腔内や消化器に炎症を起こし、茎葉の汁が皮膚につくとかぶれる。湿り気のある土地で山菜採りをする際は、本種をいっしょに採取しないように注意が必要である。特にセリとはよく似た環境に生育し、葉の一部だけだとよく似て見えることもあるので、気をつけた方がよい。
とありました。え~!実が潰れるくらい強く摘ままなくて良かった…。と同時に、無知って恐い。
で、どのくらい強い毒なのかと調べると、
有毒成分:プロトアネモニン
茎や葉を折ると、汁液が出て、皮膚につくと、赤く発泡して水膿ができるので注意が必要、絶対に口にしてはいけない
配糖体ラヌンクリンが、細胞組織の破壊とともに酵素分解により二次的に有毒プロトアネモニンを生成
とのこと。実際には、これ以上詳しい情報を見つけられませんでしたが、割と強い毒のようです。いまのところ、かぶれなどの症状は出ていないので、大丈夫だったみたい。
異様な形をした植物は、つい触ってみたくなります。が、もっと危険な植物もあるはず。触れないに越したことはない。反省です。