西畠清順さんの番組にも出たパラボラッチョ(酔っ払いの木)。「トックリキワタ」とも呼ばれるそうで。

2015年3月28日に放送された、西畠清順さんの特集番組「NHKスペシャル|地球を活け花する~プラントハンター 世界を行く~」。このブログでも、番組の感想などを幾つか書いています。

番組に関する当ブログ記事

ざっくりとまとめると、この放送の縦軸は清順さんの活躍ぶりを紹介するもの。そしてその横軸には、「パラボラッチョ」という樹を日本に持ち込む奮闘ぶりが描かれています。

パラボラッチョってどこかでみたことあるような…

photo credit: Palo Borracho Trunk via photopin (license)
photo credit: Palo Borracho Trunk via photopin (license)

放送後、僕のブログには「パラボラッチョ 欲しい」とか「酔っ払いの木 販売」だの、それらしきアクセスが多くなりました。パラボラッチョ…、確かに気になる。

パラボラッチョの概要

番組放送中にはピンとは来ませんでしたが、どこかでみたような記憶がある…。ためしにWikipediaで調べてみると、

トックリキワタ

トックリキワタ (Ceiba speciosa) は、アオイ目パンヤ科(アオイ科とも)に分類される木の1種。落葉高木で、原産地はブラジル南部からパラグアイ、アルゼンチンにかけての南アメリカ中部である。パンヤノキ属 Chorisia とする見解もあり、この場合の学名 Chorisia speciosa はシノニムである。

南米各地で街路樹として植樹される。スペイン語で”Palo borracho”(酔っぱらいの樹)と呼ばれるが、これは樹の幹が膨らんで、酔っぱらいの腹のように見えることに由来する。

引用元:トックリキワタ – Wikipedia

とあります。ここにきて、ようやく思い出しました!

昨年「花博」へ行ったとき、浜松フラワーパークの温室にこの木が生えていたことを!

「浜松フラワーパーク」でみかけた「トックリキワタ」

DSC_1142

やっぱり、この木の特徴は、そのトゲ。

DSC_1144

実際に触ってみたとき、確かにかなり鋭いと感じました。それを素手で登ってしまう清順さん。さすがだなぁ…。

あいにく全体像をしっかり撮れている画像はありませんでしたが、「酔っ払いの木」らしい「ビールっ腹」ではなかったように記憶しています。

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清順さんが日本へ持ち込んだ「パラボラッチョ」はやはり、相当な大物であったのですね。

日本でみることのできる「パラボラッチョ」

さて、そんな「パラボラッチョ」。日本でも見ることができる場所がいくつかあるようです[*01]。

沖縄などでは、民家の庭先や街路樹として普通に植えられているようです。

桃色の花が咲くことから「南洋桜」とも呼ばれるとか。調べてみると様々な発見があります。他にも…。

やはり九州・沖縄辺りの温暖な場所に、結構あるらしい。温室外の地植えでもみられるそうで、いつかは是非、みてみたい!

  1. パラボラッチョで検索するとあまりヒットしないけれど、「トックリキワタ」で調べると意外と出てきます []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。