浜名湖花博2014@浜名湖ガーデンパーク!見どころは江戸園芸に青い胡蝶蘭!

もうあと2日で閉幕となる浜名湖花博2014。記録記事の続きです。

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前回までは「はままつフラワーパーク」での記録。今回の記事は「浜名湖ガーデンパーク」での記録となります。記事が長くなるので、印象の強かった部分だけピックアップしてみました。

前回までの記事はこちら

まずは入場から。

じっくり見るには広すぎる!そんな園内の一部分

舞阪駅からの直通バス乗り場でのこと。遠州バスのお兄さんが「運転手が足りないのに、混んじゃってさぁ」と愚痴をこぼしていました。嫌な予感は的中。ガーデンパークに近づくと、バスはノロノロ運転になり、遠くにアドバルーンが見えるのがもどかしい!このイベントが人気だという証拠です。

とはいえ、駐車場は広いし、入園もスムーズだったので、園内には行ってしまえばほとんどストレスは感じませんでした。

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南ゲートから入場すると、いきなり可愛いワンちゃんがお出迎え。

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通る人通る人、ここでまずは記念撮影。僕は一人だったので、虚しく遠くから眺めます…。

優しい風景。マーガレットの小路

ちょうどマーガレットが花期を迎えているようで、ほんわかとした春らしい通りになっていました。

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静岡県は「全国屈指のマーガレット産地」だそう。

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この「マーガレットの小路」では、静岡県オリジナルのマーガレットなどを鑑賞できます。

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また、当日は各所から遠足で来ている学生が多く、非常に羨ましく思いました[*01]。

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地味でなかった…。リアル江戸園芸「徳川園芸館」

さらに進むと「徳川園芸館」なるものが。

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あまり期待していなかったのですが、結構面白かった。いや、とっても面白かった。

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ダイナミックな花をさらにダイナミックに!百種接分菊

昨年「花開く江戸の園芸」展にて、江戸園芸を学んでいる(笑)ので、シッタカで観覧。ですが、徳川園芸展では、実際に当時流行った植物の展示も[*02]。なかでもこの「百種接分菊」は圧巻そのもの!

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写真で見ると分かりにくいですが、間近で見ると「慄く」。この浮世絵を再現しているようです。

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これのすごいところは、一本の台木にに百種もの菊を接ぎ木!

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どれだけの手間と根性が必要だろうか…。しかもバランスを保ちながら接いでいく。脱帽です。

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決して地味でなかった武士園芸

その他には、あの武士園芸で愛された万年青が。

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江戸の園芸展の記事で地味だと書きましたが、撤回したい。かなり派手。

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こりゃハマるよ!葉もくるっとカールして、かわいい。ヘアアイロンのあと、球のついたリボンで髪を結いだ少女のようにも見えます[*03]。

いい仕事してる販売所

「あ~面白かった!」と会場を出ると、すぐ目の前には「伝統園芸相談所・普及苗販売所」。

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良いところに店を構えてらっしゃる…。危うく着生蘭とか買いそうになりました(笑)。

花より団子!やっぱ「植」より「食」だよ!!

さらに、ガーデンパークをまわる重要なポイントはここ!

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フラワーパークよりも豊富なバリエーションを誇る露店エリア!散策を楽しむのなら「食」!そう、花より団子です!!で、僕は富士宮やきそばを迷わず注文。

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肉カスがジューシーで堪らない美味しさ。一度食べたら忘れられないのですよね…。

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他にもアイスや唐揚げなど、フラワーパークよりも存分に充実したラインアップ[*04]。

「花みどり創造館」で正真正銘の青い胡蝶蘭をみる

最後にはもちろん「青い胡蝶蘭」。上記に挙げたチラシにも、しっかりと宣伝されています。これは見なくちゃ!

フラワーパークにも「青い胡蝶蘭」がありましたが、あちらは染色されたもの。そしてガーデンパークの胡蝶蘭は、千葉大学で研究され作出されたホンモノの「青い胡蝶蘭」。会場はひと目みるために長い行列ができています!

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並んでいるとサントリーの開発した「青いバラ」の展示も[*05]。

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すごく青い!と言う感じではありませんが、青ちゃあ青。本当の「青色」を出すのはそれほど大変なのですね。

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そして!行列を並びに並び、ついに青い胡蝶蘭の入ったガラスケースの目の前へ!

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これが!「青い胡蝶蘭っ!!」…、わりと紫(笑)。

何度も書くようですが、青に近い青は出すのが難しいのでしょう。けれど、この胡蝶蘭だって立派な「青」。この色を出すのにだって相当な技術力と時間と労力がかかっているはず。その分、TDLで某マウスに会えたようなワクワク感がありました。

花博土産を買うならガーデンパーク

で、胡蝶蘭をみたら、売店でお買いもの。

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ここもフラワーパークと比べると、ガーデンパークの方が若干充実しています。静岡の特産品コーナーもあり、わさびポテチなど渋い商品も(笑)[*06]。

もう一回行きたいんだよなぁ…、ガーデンパーク。

実は園内を散策中、カメラの電池を切らしてしまいました。で、このブログに上げた画像はほぼすべてiPhoneのもの。確かに綺麗ですが、重い思いをして持っていた一眼レフカメラで撮りたかった。ものすごく悔しい…。

で、僕は心に決める。閉幕前にもう一度行こう!そして今度は、写真をもっとたくさん撮ろう!!

そして今月初旬。遂に2回目のフラワーガーデンへ行ってきました!詳細は次回!

  1. 案外、小中学生のときの遠足の記憶は残るもの。逆を言えば、つまらなかった遠足は全く覚えていないのも事実 []
  2. 「花開く―」では、実際の植物は展示されていなかったように記憶します。アサガオなどの写真はありましたが…。あと菊人形!間違っていたらゴメンナサイ []
  3. そのように見えてしまう僕は変態か []
  4. フラワーパークとガーデンパーク、どちらに行ったらいい?と訊かれたら、僕は迷わずこのポイントをプッシュして、ガーデンパークをお勧めします。 []
  5. 世界初!バイオテクノロジーで「青いバラ」の開発に成功|私たちの研究・技術|サントリーグローバルイノベーションセンター []
  6. 逆にフラワーパークは植物販売のバリエーションが豊富だと思う。多肉植物など珍しいもの多数あり []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。