浜名湖花博2014@はままつフラワーパーク。いちばんの見所は大温室!ヒマラヤの青いケシとヒカリゴケと…

前回の浜名湖花博の記事、続きます。

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この記事は、花博期間中に「はままつフラワーパーク」に来たのであれば、ぜひ立ち寄りたい「大温室(クリスタルパレス)」での記録です。

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僕は興奮しすぎて何を思ったか、2周してしまいました…。何故って、見所がこの温室に詰まっているから!

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まずはチェックポイントの予習から

先にチェックしたいポイントを記しておくと、

  • 青い!青いケド…、青い胡蝶蘭(4月で展示終了)
  • ヒマラヤの青いケシ
  • エメラルドグリーン!ヒカリゴケ
  • サボタニファン興奮のスポット

といった具合です。

それでは入場しましょう!

青い胡蝶蘭はホントに青いけど…。

入場後、しばらく歩くと、目の前に人だかりが…。

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何かと思って近づくと、プールの中に胡蝶蘭が展示されているのです。しかも、青い…。

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名札には「富士山をイメージした 青いコチョウラン」。

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こっこれは…!「浜名湖花博」の目玉である「千葉大学によって研究開発された非公開の青い胡蝶蘭」では?

リーフレットにはガーデンパークでの展示とありますが、フラワーパークにも…。と、現地では興奮しましたが、実は違うモノのよう。これ、白い胡蝶蘭を着色したものらしいです。

“富士山コチョウラン”人気 開催中のフラワーパーク

花博開催中のはままつフラワーパーク(浜松市西区)で、雪をかぶった富士山のように見えるコチョウランが展示され、来場者の目を楽しませている。
12本立ての白いコチョウランの鉢植えを使い、3本だけ白のまま残してほかは数週間かけて青い色素を注入。白い花が冠雪した部分、青色の花が麓を表現している。高さ約1・3メートルの鉢植えは迫力満点で、大温室の中でも存在感は抜群。
同市中区の生花業「花美園」(細野由紀子代表)がコチョウランの着色技術を持つ愛知県の業者に依頼して製作し、花博を盛り上げようと同パークへ寄贈した。4月いっぱい展示する予定。

引用元:“富士山コチョウラン”人気 開催中のフラワーパーク | 静岡新聞

とはいえ、その技術すら凄いです。花の色までも短期間で自由に変えることができるのですね…(汗)。

これがヒマラヤの青いケシ!

さらに進むと、ここにも人だかりが…。

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みんな下を向いているので、魚でも泳いでいるのかと思いました。が、近づいてみると…。

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浜名湖花博での一大ポイントでもある「ヒマラヤの青いケシ」!こんなところにいたのですね!

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説明文には「日本での栽培はひじょうに難しい」とあります。

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ただ、温室内は「温室」というだけあって、わりと暖かい…。大丈夫なのでしょうか。

日本ではVIP待遇のおもてなしだけど…。

また、Wikipediaには、

原産地のチベットなどでは種子を食用にしたり、全草を薬用や乾燥させ漢方に用いたりするが、多くの現地人からは一般的にヤクすら食べない刺だらけの厄介な雑草、という扱いをされている。

引用元:メコノプシス属 – Wikipedia

ともあり、そんな豆知識を事前に知っていると、もっと楽しめそう[*01]。

この日いちばんの衝撃・ヒカリゴケ!

青いケシに満足し、さらに進むと、次の行列ゾーンが現れます。

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そうです、ヒカリゴケ。ここはもう看板が立っているので、何があるのかすぐにわかります。並んでいる間、ヒカリゴケについて学びます…。

エメラルドグリーンに光る訳は?

原糸体の一つ一つの細胞はレンズ上になっていて光を集めるのに役立っています。原糸体の中には葉緑素が含まれており、さし込む光の向きが変わると光合成が効率よく行われるように移動し並び変わります。集められた光がこの葉緑素に反射してエメラルドグリーンに光ります。

…原糸体?何を言っているのかよく分からない。とりあえず見てみないと…。

順番を待っていると、ようやく目の前にアパートのドアにある郵便受けみたいなのぞき穴が現れます。で、ワクワクしながら覗いてみると…。

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すごい!キレイ!!

これをみない人間と、みたことのある人間とでは、きっと何かが変わってくるはず[*02]!26歳にして、新たなる発見&驚き。コケが光るなんてメルヘンチック。僕にとっては衝撃的な展示でした。

最後にサボタニ展示エリア

丸いモニュメントで多肉感をプラス

大温室のラストを飾るのは、サボテンや多肉植物などの展示です。

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フラワーパークの温室では、サボテンが多め。展示方法も球体モニュメントと金鯱(かな?)などを隣合せて、丸み感を演出しています。

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その他のサボタニコーナーポイント

他にも、多肉植物の巨大寄せ植え[*03]があったり、ユーフォルビアも種類が多かったり。眺めていても飽きません。

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僕はこのエリアだけ、20分近く徘徊しました。不審極まりなし。

この記事のまとめ

当会場での見所は、この大温室に割と集約されています。他にも、温室ならではの元気な観葉植物や、チユウキンレンの花が咲いているのも目撃しました!

フラワーパークにお立ち寄りの際は、ぜひ、大温室の散策をおススメします!

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  1. もし原産国で雑草のように扱われているとしたら、この「おもてなし」加減はちょっと滑稽。そう思うと、人工的に栽培環境をつくれる現代でも、環境が変われば重宝される植物がかなり身近にあるのかも []
  2. 何が変わるのかはさっぱり分かりませんが(笑 []
  3. この専門用語を忘れてしまった []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。