前回の続きです。
結局僕は、「ドラゴンボール[*01]」を見つけることができないまま、会場内をうろついていました。そこへ、ある植物が目に留まります。
黄金に輝く「ビッグホーン」
それは「ビッグホーン」と書かれた多肉。「金のなる木」の変種(クラッスラ属)であるとは分かりましたが、見てください、この色。
写真中央上2つが「ビッグホーン」なのですが、黄金に輝いています。しかも、葉の巻いたゴーラムよりも若干大きい。
で、そのなかの特に美しく、特にデカいビッグホーンを「カクタス・ブライト」さんから購入しました。
帰宅後、ネットで「ビッグホーン」を調べると、いすゞの自動車が出てきます。
想像するに、大きな管楽器を連想して名づけられたのだとは思いますが…。
ここ数年、金のなる木系の植物が妙に気になり、結構集めています。僕が園芸を始めたきっかけは、曾祖母から貰った金のなる木だったし、わりと強い思い入れがあるのです。
何といっても、冬の温度と光の強ささえ気を付けていれば、かなり丈夫。園芸の下手な僕にとっては、安心して育てられる種類なのです。
ゴーヤじゃないよ。華麗なる「桃太郎」だよ。
さらに、カクタス・ブライトさんのブースにあった、またもや目を引く植物。それは赤い大きな花を咲かせる、ちょっとゴーヤを彷彿とさせるサボテンでした。
その名も「桃太郎」。人気サボタニブログさんには、
桃太郎と言うサボテンが居ます。
エキノケレウスの美花角と言うサボテンの棘なし交配種なのだそうです。
正確にはこう。
Echinocereus coccineus var. inermis 鬼見城♂×Echinocereus pentalophus 美花角♀
父木が鬼見城です。
鬼を退治したイメージで名前が桃太郎・・・だそうです。
との記述があります。なるほど、良い名前です!
持ち運びのことを考え、花のないものを選びましたが、他の株には椿のような色の、ちょっと大きな花を咲かせているものも。購入した株にも蕾が少し出ています。
よくみると、やっぱりサボテン。柔らかいトゲもあります…。
店主曰く「栽培は簡単だ」とのこと。また、よく殖えるので「カキ仔[*02]」しろと[*03]。その話を聞いたら、なんだか僕にも育てられそう。形も探していた「ドラゴンボール」に似ているから、まぁいいかな[*04]。
昨年から、我が多肉棚にサボテンが少しずつ増えつつあります。ですが未だ、自ら育てた株による花をみていません。そして、今回の桃太郎には、小さな蕾がついています。果たして、無事に花を咲かせてくれるのでしょうか…。ゴール10メートル手前からボルトと競争するような卑怯感。これで咲かせられなかったら、僕は相当…いんがすんがすん[*05]。