屋上感の和らいだ西武池袋本店『食と緑の空中庭園』。恋人と趣味で盛り上がれるし、満喫できる!?

池袋の来たのならここに来なきゃね。

西武池袋本店『食と緑の空中庭園』へ!

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ということで、知る人ぞ知る西武の屋上です。

屋上にいることを忘れてしまう場所

良く考えたら、リニューアル以降に訪れるのは初めてのこと。感じたことをそのまま書けば、一瞬、屋上にいることを忘れてしまう場所です。

それはなぜか。

僕の屋上のイメージって「コンクリート」と「粉をふいたフェンス」と「無機質な都会の景色」が強い[*01]。なので身体感覚として夏は暑いし、冬は寒い。さらには無意識なうちに不安定さが沸き立って、落ち着かないのです。

ところが、新しくなった西武の屋上はどこか「優しい」。そして僅かながらに「地面の安心感」が隠れているのです。

そんなことを思って、それは一体なんだろうと僕なりにウロチョロと探してみました。で、気づいたこと。

「土らしい色」と「植物の連なり」

それは、地面にある「土らしい色」と「植物の連なり」がまさしく優しさと安心感なのではないかなぁ?と。

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この土らしい色が足元に広がって、目の前にはノイズのように植物が乱れて生える。この景色を体感できる場所のほとんどは、大地に直接、足を載せた状態であるはず。

西武で感じたのはこの錯覚で、まさか空中にいるとは感覚的な部分で思いもしなくなる。先に挙げた屋上独特の無機質感を、絶妙なまでに吸収しているのです。

大地に足を置く。そして風に揺れる植物を眺める。この安定感は実は気づかないうちに大きなリラックス効果をもたらしているのかもしれません。都会ではなくなりつつあるこの景色を、都会のど真ん中で味わえる…。良いのやら、悪いのやら…(笑)。

視線を植物で留める

また、まわりの摩天楼をあらゆる「壁」をつくって見えないようにする。秩序なく立ち並ぶビル群って、結構きついものがあるのですよね。

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壁自体にも植物が配されているので、不安感がだいぶ軽減されるうえ、むしろ爽やかな気分にもなる。

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植物って、緑化って、こんなにも人の心を作用するのですね。

振り返れば僕自身、屋上緑化の施設を体感した経験はあまりなかったようで、だからこそ新鮮に感じられたのかもしれません(笑)[*02]。

個人的には興奮してしまうスポット

そうそう。その他に観賞魚を販売するお店や

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観葉植物を販売するお店「日比谷花壇」さん、

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そして多肉植物界では定番の「鶴仙園」さんもあり、個人的には大興奮なスポット(笑)。

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ここに食事もできるスペースがあることもあり、共通の趣味を持つ彼女がいるのなら是非とも、都心でゆったりと過ごしたい場所。彼女がいるのなら是非とも…(T_T)。

  1. 尾崎豊の歌詞に出てきそうなチョイスですが(笑) []
  2. 専門学生のころ、屋上緑化に興味があってその類の本を何冊か読みました。いろいろなメリット・デメリットがあるのを知っていましたが、いざ体感してみると思うところ多数。やっぱり何事も経験ですね []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。