小さな花を咲き散らかす。大野山のセンニンソウ

大野山のフェンスにまとわりついていた植物。小さな花を「咲き散らかし」ていました。というより「咲き弾かせて」いました。

それが妙に鮮やかで、派手目で、かわいくて…。ついカメラに収めてしまいます。

調べると、キンポウゲ科の「センニンソウ」という植物のよう。

センニンソウ(仙人草、学名 Clematis terniflora)はキンポウゲ科センニンソウ属の多年草。

日本各地に分布し、日当りの良い山野に多く見られる。つる植物であり、長く茎を伸ばし、節ごとに葉を対生する。葉は五枚の小葉を持つ羽状複葉になるのが普通。小葉は卵状楕円形で草質、なめらかだがつやはない。葉の表面に白い模様を出すことがある。葉柄が他の植物の枝や葉に絡み付き、それによって植物体を固定する。

花は8~9月に咲く。茎の先端付近の葉腋から三出状の散房花序を出し、多数の白い花をつける。4枚の花弁に見えるのは萼片で、本当の花弁はない。果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことからこの名が付いた。

引用元:センニンソウ – Wikipedia

さらに驚いたのが、この「センニンソウ」。花屋でたまに見かける「クレマチス」と近縁の植物らしい。

センニンソウ属は北半球に広く分布している。クレマチスの原種は約300種類存在すると言われ、日本をはじめ中国、ヨーロッパ、ニュージーランド、アメリカ合衆国テキサス州など世界各地に分布している。

(中略)

日本産のものは、ボタンヅル、センニンソウ、ハンショウヅル、カザグルマ等がある。ボタンヅル、センニンソウと呼ばれるものは小型の白い花を多数着ける。

引用元:クレマチス – Wikipedia

そりゃ、こんなに派手な植物が道端に咲いていたら、育てたくなる人が現れるのもわかるなぁ…。

似たような植物に、同じくキンポウゲ科のボタンヅルがあるそうですが、こちらは葉が鋸歯。画像で確認すると、大野山に生える植物の葉は卵形なので、これはセンニンソウだと思われます。

これまでの投稿で「キンポウゲ科」=「有毒」という構図が僕の頭には入っています。このセンニンソウもやはり有毒植物のようです。

有毒部分:葉、茎
有毒成分:ポロトアネモニン(汁液が皮膚に触れると引赤、発疱(はっぽう)して水腫(すいしゅ)が生ずる。
中毒症状:胃腸炎症
毒性が強く、民間では絶対に飲用してはいけません。

引用元:イー薬草・ドットコム | センニンソウ,仙人草,ウシノハコボレ,和威霊仙(わいれいせん),Clematis terniflora,キンポウゲ科センニンソウ属

このセンニンソウ。牧場の牛が近寄らないような勾配上に生えていましたが、牛は食べても大丈夫なのでしょうか?それとも匂いでわかる?ボタブラリをしていると、案外簡単に「有毒植物」を見つけられます(*01)。僕には動物や畜産の知識がまったくないのですが、草食動物は知らないうちに毒草などを食べてしまわないのでしょうか。

逆に言えば、野生本能を失っている僕ら人間は、どれほど良好な環境に住んでいるのか気付かされます。いい匂いだからと、何も考えずに口に放り込んでいること自体、野生動物からしてみれば異様なのかもしれません(*02)

この記事の脚注

  1. いままでこのブログに記録した有毒植物の一覧です。 []
  2. テレビを観ながらものを食べると、食べているものを確認せずに口に放り込んでいる自分。ご飯のときはテレビを観るな!というのは、異物が入っていないか見ながら食べろよ、ということでもあると気付きました。 []
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