浮き草暮らしはユラユラ、ハラハラ。

ある日のこと。田んぼの用水路を眺めていると、上流から絶え間なく流れてくる緑色のツブツブが…。「緑色の花びらを落とす樹でも生えているのかな」そう思い、よくよく観察すると、花びらではなかった…。

その正体は、ウキクサ。

どれだけ繁茂しているんだろう、というくらい間断なく流れていました。きっと、田んぼの水を排水した際に一緒に流れてきたのでしょう。それにしても天文学的な数です。

前回の「中井 蓮池の里」にも、ウキクサが池の水面を覆っていました。

水面はほぼ緑。ぎっしり詰まっています。遠くからみると一瞬、水の色が汚く見えてしまいますが、そうではありません。

水は無色透明。近くで見れば、なんてことはない。たくさんのウキクサが集まって、まるで緑色の水のように見えてしまうだけなのです…。

Wikipediaには、

ウキクサ科(Lemnaceae)は単子葉植物に属し、すべて水に浮く水草である。

ウキクサ科植物の総称としてウキクサということもあるが、種としてのウキクサ(Spirodela polyrhiza)を指す場合もある。また、普通名詞として水面に浮かぶ水草を指す場合もある。

転じて、一カ所に生活の場を定めないことを「浮き草」暮らしなどと使うこともある。

引用元:ウキクサ科 – Wikipedia

とありました。「浮き草暮らし」。この言葉、はじめて知りました。

また、「日本の雑草・野草」には、

水底に沈んで冬越しし、春に水面に浮かんで繁殖を開始。

引用元:日本の野草・雑草―低山や野原に咲く471種 (ポケット図鑑)

とあります。浮き草暮らしとは、冬には静かな場所で暮らす、とも言えませんか?悪くはないなぁ…。ですが、こんなにもまとまって生活するのはちょっと息苦しい…。

蓮池の里を散策していると、そんなウキグサを掻き分けながら泳ぐ1羽のカモを見つけました。

水中には何がいるのでしょう?オタマジャクシ?カモにとっては不快な存在のよう。

このように、カモなどの鳥にくっつけば、水路ではたどり着けないような場所に行けるウキクサもあるはず。浮き草暮らしはのんびり漂うだけでなく、ハラハラもするのですね。

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