夏の『サボテン・多肉植物ビッグバザール』で、僕は何を買ったのか。植物と本を買いました!

前回書いた記事。あそこに書いたことを再度読むと、いまの僕の植物に対する考え方が、結構詰まっているなぁと感じます[*01]。

まだ読まれていない方は、気が向いたときに読んでもらえたら嬉しいです…。

ビッグバザールで購入したもの

パキポディウム・デンシフローラム

さて、そんな「サボテン・多肉植物ビッグバザール」で購入したものを記録していきます。まずはコレ。

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パキポディウムのデンシフローラム(Pachypodium densiflorum)、和名を「シバの女王の玉櫛」と呼ばれる植物です。今回のビッグバザールは、ふんわりとコーデックスか何かを購入できればいいな…くらいにしか考えていませんでした。

ところが、会場に入ってみると、今回はやたらとコーデックス系の植物が多くて、かなり迷いました。

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あの「恵比寿大黒」なんかもそのうちのひとつです。

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これが会場でみた「恵比寿大黒」

結果的に「デンシフローラム」を購入したわけですが、この植物の購入価格は2,500円。ホントにピンからキリで、もう少し面白い形をした光堂は5,000円の値札が付いていました。

それだけではありません。同じお店のブースに同じデンシフローラムが2,000円~2,500円の価格帯で複数あったのです…。そんなわけで、20分ほど悩んだ挙句、この植物を購入しました。

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なぜか葉がものすごく逆立っています

パキポディウムの魅力

そもそもパキポディウムの魅力は、そのカタチはさることながら、独特なフォルムに育てていくまでの期間に惚れるのです。つまり「植物と暮らす」もとい「パキポディウムと暮らす」ことが、カッコよく感じられるのです。

しっかりと育てれば、その寿命はおよそ50年(!)ともいわれます。その頃にはかなり立派な株が出来上がっているのだと想像できますが、それまで一緒に過ごせたら、なんと幸福でしょうか…。

決定的に枯らすというミスなく育てあげるということは、こまめなメンテナンスと適切な温度調整が不可欠。それを何度となく繰り返したとなるとすれば、脱帽です。一部の栽培家さんの話では「10年間育てることができたら、それなりのフォルムにはなる」とも言われていたり…。

10年は長いようで、短い。けれど、短いようで長いです。まずは1年間、しっかり育てていこうと思います!

ケーブバルブの本「UNDERGROUNDS CAPE BULB BOOK」

そしてもうひとつ。植物ではありませんが…。

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書名を『UNDERGROUNDS CAPE BULB BOOK』。いわゆる「ケープバルブ」という植物の本です。この類の書籍は日本ではあまりなく、あったとしても、図鑑に一部が載っているだけ。

にもかかわらず、個人的な感覚からすると「ドリミオプシス」をはじめ、個性的な植物が多く流通してきているような気がします。それも「珍奇植物」による影響なのかもしれません。

ビッグバザールから帰宅後、本をパラパラみてみると、見たことのない植物が多く並び、衝撃を受けました。読めば読むほど不思議なフォルムをした球根植物たちに惹かれてしまいます。

こんな植物があるんだ!…みたいに、南アフリカの植物は奇妙な形態に富んでる(?)とつくづく感じてしまいます。

今回のビッグバザールでは、こういったケープバルブを多く扱う「スピーシーズナーセリー」さんも出店され、もっと会場内でじっくり見てくればよかったなぁと後悔。

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スピーシーズナーセリーさんは、あらゆる植物イベントに出店しています。機会があれば、次回はもう少しじっくりと物色したいものです…。

次回の「サボテン・多肉植物ビッグバザール」は?

そんなこんなで今回は、植物1点・書籍1点のお買い物。ちなみに、いつもこのくらいしか買いません。お財布のひもを緩めると大変なことになりますから[*02]…。

次回のビッグバザールは9月に開催されるとのこと。それまで貯金をしておこうっと。

  1. いずれ変わるかもしれませんが…。 []
  2. 多肉植物などに生活費を使ってしまったがために、お昼ご飯は連日、茹でた「そば」を弁当箱に詰めて耐え凌ぐ…みたいなことを何度かやりました []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。