スノーサンゴからはじまった、植物の英名さがし

スノーサンゴを調べるうちに、ある疑問にたどり着きました。どうやらスノーサンゴ(フユサンゴを含め)は英名を「Jerusalem cherry」と呼ぶらしいのです。

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photo credit: mauroguanandi via photopin cc

エルサレムチェリーってことは、原産地はイスラエルなのか?と思えば実はそうじゃない。ガッチガチ(?)のブラジル産のようなのです。

「エルサレムチェリー」のその語源

この答えも、あの「スノーサンゴ」の購入を見送ったきかっけとなったサイトに詳しく書いてありました。

冬珊瑚・フユサンゴ、英名はエルサレムチェリー。といっても中東のエルサレムが自生というわけでなく、ヨーロッパの人にとってこのフユサンゴ(冬珊瑚)が発見された時代ではエルサレムという言葉が「遠くの異国の地」という曖昧なイメージを表現する言葉としていたからです。

引用元:フユサンゴの育て方

へぇ~、そんな歴史的な経緯があるんだ。深いな…。

興味深いその他の英語名

そこで思ったこと。じゃあ、ほかの植物の英名は一体どうなっているのだろう。これまた調べる(*01)と面白いのです!まずはこれ。

「Pink」

えっ、これって色じゃないの?実はナデシコ属の総称なのだとか(参考:花 | キャラ名とかハンドルネームとか考えるのに参考になりそうなサイト)。こんな風に面白い違和感というか、感性の違いが見て取れるので、興味深い。

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また、意味が似ているもので

「朝顔」=「Mornig glory」

があったり、意味のほとんど同じもので

「ひまわり」=「Sunflower」

「鶏頭」=「Plumed cockscomb」

など、特徴が際立つほど、日本語と英語とで似る(*02)ようです。

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ただ、「キンモクセイ」の「Fragrant orange-colored olive」や、「ツユクサ」の「Asiatic dayflower」など、ちょっと合理的(*03)な名前も。日本の植物名の語源本はあちらこちらでみられますが、英語バージョンもあったら面白そう(*04)。ほかの国の人たちは、どんなふうに植物をみているのか。同じようにみえているとか、全く違うなどと比べるだけではなくて、その先にある植物の観方のヒントになるかもしれません。

Amazonでみつけた「植物名の英語辞典」

で、Amazonで探してみると、こんな本を見つけました。

植物名の英語辞典

内容説明の欄を読むと、

内容説明

異国の植物に備わるイメージまでわかる英和
英米の文学作品や映画はもちろん,新聞・雑誌や論文にも植物がよく出てきます。和名があって日本人にもなじみ深い植物ならいいのですが,日本には自生しない植物だと,もうお手上げです。
この辞典では植物のイメージや用途がわかるだけでなく,園芸植物・栽培植物の由来までもわかるよう記述しました。
1)和名が英語になっている植物をいくつ知っていますか?(答:wasabi, adzuki, kudzu, mizuna, satsuma, kakiなどです)
2)A pink is pink. をどう訳しますか?(答:ナデシコはピンク色,と訳せます.ナデシコの英名はpink)
3)アケビの花はチョコレートの匂いがする?(答:アケビはchocolate vineと言います)
4)「谷間のユリlily of the valley」ってどんなユリ?(答:スズランのことです)
5)アダムとイブが持ち出した楽園の思い出の象徴とは?(答:クリスマスローズだと言われています)
6)日本にも自生するクチナシはなぜCape jasmineと呼ぶの?(答:東アジア原産ですが,南アフリカ経由でヨーロッパに紹介されたためです)

引用:Amazon|植物の英語名/副島顕子・小学館

まさしく僕の興味はこの本のテーマとドンぴしゃ(*05)。非常に欲しい。お金を貯めて買おうと思います。

植物名の英語辞典

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副島 顕子
小学館
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この記事の脚注

  1. 植物の英名を主題とした参考図書があまりなく、むしろインターネットの方が多分に情報が転がっている []
  2. 名前が似るということは、名前の付けられた経緯を知ることも面白そう []
  3. 言い方を変えれば単純 []
  4. と思って、Amazonで検索したらそれらしき本を見つけました。

    花の名前―ヨーロッパ植物名の語源
    L. ギイヨ P. ジバシエ
    八坂書房
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    読みたい! []

  5. まだ中身を読んでいませんが、かなり近いと思います []
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