スノーサンゴの誘惑と、たった一文のインスピレーション

とあるデパートの処分コーナーに、斑入りの葉っぱが明るく輝く植物が置かれていました。処分されるには勿体ないような、美しい植物。その名前は「スノーサンゴ」。

large_13537925474

photo credit: ace_alejandre via photopin cc

よくみると、葉と同じように白と緑の混じった実がかわいく実のり、一瞬で欲しくなる。けれど、引っかかるのはやはり何故処分コーナーに置いてあるのか。すぐさまスマホを取り出して「スノーサンゴ」を調べました。

なぜスノーサンゴが処分品に?

ネットで調べると、耐寒温度はそれほど高くはなさそう。

寒さには比較的強い方ですが0度で枯れこんできますので、暖地では戸外も可能ですが、それ以外の地域では冬は室内で管理します。室内の日当たりのいいところで管理してください。

引用元:スノーサンゴの育て方

耐寒性について、難点があるようでもなさそうです。そのほかの難点といったら、ナス科だから連作障害がおこるとか?または毒があるとか…。どう考えても決定的に処分コーナーに置かれる存在ではないのです。

さらに僕を惑わす一撃必殺がコレ。

実は9月から2月まで楽しめる 
開花時期は夏だけですが、それが結実して非常に長い間観賞できます。見た目は美味しそうですが、実には毒があるので、食べないでください。小さいお子さんがいる家では室内に飾らない方がいいかも。

引用元:スノーサンゴの育て方

まだ実の赤くならない今が実は買い時…。本当に迷った。これから訪れる寂しい冬の季節(*01)を、震えるような名前の植物からなる、暖かい色の実。それを眺めて、心にわずかでも灯を与えて…。そんなシーンが僕の頭の中で再生されました。

突然の直観が沸き起こる

10分ほどスノーサンゴを前にして、売り場で立ち尽くしていると一緒に買い物に来ていた親から「もう帰るから車に戻れ!」との指示が。それをキッカケに一気に決心がつく。感情ではすでに300円ほどの出費を望んでいましたが、理性が購入を見送りました。

理由は、種から簡単に殖えて、しかも次の世代は必ずしも斑入りになるわけではない、というこの一点。

こぼれダネで増えるのですから、便利です。これがなかなかしぶとい雑草で環境が合うと毎年姿を表します。しかも斑入りでは無くなっていることもあり、あまりお勧めしません。

引用元:スノーサンゴの育て方

僕はこのサイトのこの一文で購入を見送りました。簡単に増やせるということは、栽培も簡単だということ。それだと栽培する面白さに欠ける。さらには、かえって雑草のように邪魔者扱いしてしまうようなら、スノーサンゴ冥利に尽きない訳で。

実際に育てもしないで、サイトの一文だけで判断するな!というのは至極まっとうな意見ですが、親からの電話を切ったときに直観というか、インスピレーションみたいなものが湧いてきて、すぐに欲求が萎えてしまったのです。

もっともスノーサンゴが悪いという訳でもなく、僕の天邪鬼な欲求があらゆるところで顔を覗かせるのが悪いのです。いままた、インターネットのスノーサンゴをモニター越しに眺めていると、やっぱり買っとけばよかったかなぁ…とウジウジしているし。

ただ、スノーサンゴという植物に出会えたのは財産。いつかまた出会った時には、スノーサンゴの前でもう一度、悩んでみよう。

この記事の脚注

  1. 僕はこの季節が一番苦手で、あらゆることが億劫になる。コタツから離れられなくなる []
スポンサーリンク