2013年6月発売の「趣味の園芸ビギナーズ」で、インテリアグリーンに思いを馳せる

図書館の園芸コーナー。気になった雑誌を手にすると、異様な古臭さを感じることがあります。たった10数年前の園芸本でさえも。とくに顕著なのが「インドアプランツ」を扱ったもの。ハッキリ言ってしまえば「ダサい」のです。

ダサさを感じる原因は何だろう

ところが、最近の園芸本を読んでみるとその「ダサさ」が払拭されていて、単純に「カッコイイな」と思える。じゃあこの違いは何なんだろうと考えてみるに、やっぱりインテリアエレメンツのシンプルさ加減だったり、色の統一感だったり、素材のバリエーションだったりが、このところ洗練されてきたのだと思う。カジュアルだのナチュラルだのとインテリアの方向性(テイスト)も定まりやすくなった。それに合わせたインテリアエレメンツも簡単に手に入るようになったのもひとつの要因でしょう。

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photo credit: Wicker Paradise via photopin cc

もちろん、インテリアグリーンの流行もあって、幸福の樹が流行ったり、モンステラが流行ったり、時代によって受け入れられる植物も若干変わっています(*01)。先にも挙げたように、インテリアのテイストにも変化があるので、インテリアグリーンもそれに合わせる必要がある…。となると、室内を装飾する場合、僕が「ダサい!」と感じる「インテリアプランツ」本を読んでも、あまり意味がないのです(*02)

ダサいと感じたら、今のテイストを当たってみる

そんなときにはやっぱり、現代に合わせたインテリアプランツを紹介した本を買うべきです。と書きながら、今日紹介するのは1年前の雑誌。

 

多肉植物特集の本を読んで感動したので、観葉植物の本もカッチリまとまっているだろうと思い買いました。無論、予想は的中。内容は広く深く、実用書だけでなく読み物としても面白かった。

この本の感想

感想は以下の3つ。

多肉植物の利用方法について

しかもストレートに「トイレに置きたいときの利用方法」に絞ってる。置き場所を移動させる手間があるけれど、その分植物への愛着が涌きそう。トイレは主に北側にあるので基本的に暗い場所。それをどう攻略するのか、というヒントが書かれていました。

観葉植物の生産地紹介

今回は沖縄での生産者が紹介されていましたが、僕の近所にもサンスベリア(*03)をやっている農家がいます。出荷時の大量に運ばれる鉢を目の当たりにし(最初はこんなに元気なのかぁ…)と心でつぶやいたりしています(笑)。生れた場所やどんな環境で育ったのかが分かります。やっぱ地植えで観葉を育てられる地域は羨ましい。

時代に合った植木鉢

やっぱり、鉢の色や形・質感も10数年前のそれとはだいぶ違います。現在では白のシンプルな陶鉢が好まれていて、割とどんなインテリア空間においてもマッチするような気がします。本を読み通せばきっと、僕と同じように思えるハズです。

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photo credit: GreenScaper via photopin cc

教科書のような本でした

他にも、耳寄りな情報がたくさん。平たく言えば「ちゃんと育てるための栽培方法とほんの少しの活用例を紹介」した、いわば教科書のような本でした。

基本的に僕は、室内レイアウトばかりを提案する園芸本は信用しないし買わない(*04)のですが、この本なら安心して参考にすることができるかと思います。初心者の気をつけたい「越冬温度」や、日当たりに合わせた置き場所の記述もあり、重宝しそう。

ここまで言っておいて…。

ただし、インテリアグリーンのデザイン参考にするにはちょっと弱い。ここまで書いておいてアレですが、カッコいいインテリアグリーンを目指すなら、栽培方法を抜きにしたムック本のほうが参考になるかもです(笑)。何度も言いますが、栽培方法を抜きにすれば…ですが。

この記事の脚注

  1. これは僕自身の勝手な見解。 []
  2. 栽培方法などの普遍的なものについては大いに利用価値がありますが。 []
  3. ビニールに包まれてよく見えなかったけれど、あれはサンスベリアだと思う! []
  4. 僕は室内だけでは植物が育たないと考えています。なので、玄関や廊下に大きな観葉を置いた本をみると、枯れるのを前提にしているんだなぁと悲しくなるのです。 []
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