紅葉で賑わう震生湖を歩く。そしてふと名前の由来を思い出す。

僕がいちばん心を安らげる場所。そこは震生湖です。震生湖の魅力を挙げるなら、

  • 湖畔1周は自然散策にちょうどいい距離
  • 割とあらゆる植物が自然と生えている
  • 普通の公園に比べて出会える動物の種類が多い

そして何より、紅葉の季節になると静かな湖畔が一変すること。色とりどりの葉に囲まれて、水面の色彩が賑やかになります。

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11月27日。シーズン終了ギリギリでしたが行ってきました。

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さて、賑やかなのは紅葉だけではありません。釣り人はもちろんのこと。カメラの講習を受けている人、キャンパスにひたすら線を引く人、デカいカメラを携えて映像を撮る人など、様々な人が集合します。

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「紅葉をみる」ことは同じでも、紅葉の見方は本当に人それぞれ[*01]。平日ながらも、文字通りの賑わいです。

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また、震生湖には様々な動物にも出会えます。中でも猫には頻繁に遭遇します。人馴れしているのか近づいても逃げません。が、睨まれます(笑)。

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駅前でこんなふうに睨まれたら、有り金置いて逃げ出すレベル。ほぼ野生化しているので、眼つきに貫禄があります…。

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歴史的には悲しい成り立ちの震生湖。だけれどいま、多くの人たちをその美しさで魅了しています。そして癒しています。

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関東大震災からちょうど90年が経った現在。あらゆる場所で関東大震災を振り返る展示が行われました。年々、美しさに浮かれて忘れがちでしたが、この湖には名前の通り、あのころの教訓が隠されている…。湖面を眺めながらふと思い出したのです。

犠牲を伴う美しさ。まだ歴史の浅い湖だということを。

  1. ちなみに僕は湖面スレスレまでしゃがんで、そこに映る大パノラマな景色を口を開けながら眺めるのが好きです。 []

この記事を書いた人

mokutaro

植物好きが高じ鉢物業界に飛び込んだアラサー男子。群馬県に移住し、毎日、食べ(られ)ない嗜好性の強い植物とまみれています。 園芸を考えるブログ「ボタニカログ」を運営中。